スペインのサッカー、ラ・リーガ・サンタンデール(1部)のRCDエスパニョールは、チケットやグッズ、飲食商品をSNACKやビットコイン、イーサリアムなどの暗号通貨で購入できる仕組みを導入するため、iGaming(オンラインギャンブル)のトークンであるCrypto Snackとパートナーシップ契約を締結した。
Crypto Snackはエスパニョール同様にバルセロナに本社を置いており、今回の契約期間は3年間。パートナーシップ契約の下、Crypto Snackのロゴがエスパニョールの練習着と公式戦ユニフォームのパンツに掲出される。
今後は、エスパニョールの本拠地『RCDEスタジアム』での商品購入や試合のチケット購入、シーズンパスの更新などの決済で暗号通貨の使用が可能になる。また、Crypto Snackは、同社の顧客のためにスタジアムのホスピタリティやVIP施設を利用する権利を得た。
RCEエスパニョールのマオ・イェ最高経営責任者(CEO)は、Crypto Snack とのパートナーシップ契約について次のように話した。
「暗号通貨は、まだまだ多くの人々にとって未知の世界かもしれません、だからといって我々が参入しない理由にはなりません。新技術がサッカー業界にどのような利益をもたらすのか、我々は常に研究、理解、そして評価する立場にあります。今回のパートナーシップにより、2022-23年シーズンからRCDEスタジアムでは暗号通貨での支払いが可能になります」
また、Crypto Snackのスチュアート・モリソン最高経営責任者(CEO)は次のように話した。
「今回のパートナーシップにより、RCDエスパニョールは新たな市場に参入するだけでなく、クラブのファンやサポーターの皆様もSNACKや他の暗号通貨を使用することで、楽しく、効率良くチームを支援することができるようになります。
また、Crypto Snackにとっても、暗号通貨を未来の通貨として評価してくれているクラブとパートナーになることができたのは特別なことでした。RCDエスパニョールはSNACKだけでなく、暗号通貨市場全体の価値を深く理解しており、SNACKを保有するファンやサポーターの方々がエスパニョールのユニフォームやシーズンパス、マッチデーホスピタリティ体験をトークンで購入できるようになることを心より楽しみにしております」
エスパニョールは近年、スタジアム関連事業のDX化を積極的に進めており、2020年2月にはスペイン初(当時)となるスタジアムの完全キャッシュレス化で金融サービス大手のカイシャバンク(CaixaBank)とパートナーシップ契約を締結。
その後、2022年2月には、メタバースとリアル体験を結ぶ「これまでにない」NFT商品を開発するため、NFTマーケットプレイスの『Fayre』とパートナーシップ契約を締結したばかりだ。
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元記事 - Espanyol to accept crypto payments at RCDE
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