
スイスのサッカー、スイス・スーパー・リーグ(1部)のFCシオンは、ジェットコースターを併設する新スタジアム『セルヴァン・コロシアム』の建設計画の最新情報を発表した。
2026年10月1日、FCシオンは事前審査に向けて新スタジアム計画『シオン2030』をヴァレー州当局とシオン市に提出。さらに、計画を支持するステファン・ガンツァー州議会議員とフィリップ・ヴァローネ・シオン市長に、プロジェクト内容の説明も行った。
また同日、クラブは新スタジアムへの理解を深めてもらうため、パンフレットとプレゼンテーション動画を公開した。ヴァレー州とシオン市は今後、建設に関する技術的な制約や問題点を洗い出すため、共同で調査を進めていく考えだ。
クラブが両当局からの意見や指摘を踏まえて計画を最終決定した後、2027年半ばに住民向けの意見公募手続きが実施される予定だ。建設費4億5,000万スイスフラン(約858億円)が見込まれている新スタジアムは、2029年までの開業が目標とされている。

スタジアムの収容人数は、サッカー開催時が2万1,000人、コンサート開催時が3万2,500人となる。クラブは、年間25試合のサッカーに加え、ボクシング、総合格闘技(MMA)、アメフト、テニス、バスケットボール、アイスホッケーなど、年間100以上のイベント開催を目指している。
スタジアムの外壁に設置されるジェットコースターは、スタジアムや周辺のアルプスの山々を眺められるよう設計されており、試合のない日にも運行される。また、スタジアムを含む複合施設には、ホテルやレジャー施設も整備される予定だ。
スタジアムにはプライベートボックス72室とVIP席2,825席が設けられ、ホテルには80室の客室が整備されるほか、1,800台分の駐車場も設置される。また、屋根は開閉式となり、シオン市特有のアルプスから吹き付ける強風や吹雪に対応できる設計となっている。


2024年1月、FCシオンは新スタジアム計画を初めて発表し、同年6月には計画の更新版も公開した。その後、クラブは地元当局とともに、既存の本拠地『スタッド・ドゥ・トゥールビヨン』の改修と新スタジアムの建設を比較検討。約18ヵ月にわたる協議を経て、2025年7月、既存施設の改修ではなく、新スタジアム建設が最善策であるとの判断を下した。
スタッド・ドゥ・トゥールビヨンは1968年に開場され、1986年には改修も行われた。スイスで開催されたサッカーの欧州女子選手権『UEFA 女子EURO 2025』では、試合会場の一つとなった。
※金額はすべて2026年11月上旬で換算
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元記事 - FC Sion's new stadium to feature rollercoaster

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