
イングランド北西部マンチェスターで開催された『第9回スタジアムビジネス 建築&建設賞(TheStadiumBusiness Design & Development Awards)』において、4部門でノミネートされていた長崎スタジアムシティが、ユニークかつ優れたコンコースの活用実態を表彰する『コンコース・アクティベーション賞』を受賞した。世界中のスタジアムプロジェクトが集結する同賞で日本勢が受賞するのは初めてのこと。
授賞式には日本から参加していた安井建築設計事務所の高野健太氏、戸田建設の中田幸弘氏、三菱地所設計の下田智敬氏が参加し、歴史的な快挙に歓喜の声を上げた。
これまでにも川崎フロンターレが川崎市などと協働したセンサリーツアープロジェクト(2019年)やエスコンフィールド北海道(2023年)がノミネートされたが、今回、長崎スタジアムシティが日本勢による悲願の初受賞を果たした。
長崎スタジアムシティは、受賞したコンコース・アクティベーション賞以外にも、年間大賞に相当する『プロジェクト・オブ・ザ・イヤー賞』、人を引き寄せる魅力的な施設を評価する『デスティネーション賞』、優れたホスピタリティエリアやプレミアム体験を表彰する『ホスピタリティ&プレミアム賞』にもノミネートされていた。
4部門でのノミネートは、イングランド・プレミアリーグ(1部)のエヴァートンFCの新スタジアム『ヒル・ディッキンソン・スタジアム』やフルハムFCの新たなバックスタンド『リバーサイド・スタンド』、香港最大のスタジアム『啓徳体育公園』といった世界有数のプロジェクトと並んで最多。
なお、スタジアムの設計や建設における高い貢献度を表彰するアウトスタンディング・アチーブメント賞は、スペインのバレンシアCFの新スタジアム『ノウ・メスタージャ』プロジェクトに20年にわたり携わってきた建築家のマーク・フェニック氏が受賞した。
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