アメフトの全米最高峰ナショナル・フットボール・リーグ(NFL)のマイアミ・ドルフィンズは、ソフトウェア開発会社のZudyと革新的な複数年パートナーシップ契約を締結したと発表した。Zudyはドルフィンズの本拠地『ハードロック・スタジアム』のクラブレベルおよびスイートレベルのVIPエリア利用権を手にする。
Zudyはドルフィンズとの戦略的技術契約を通じ、ドルフィンズとハードロック・スタジアムが新システムの強化や開発、運営手法の最新化、継続的な施設改善の実施を実現していくのに必要なサポートを提供する。
Zudy独自のノーコード宣言型アプリケーション開発プラットフォーム『Vinyl』により、ドルフィンズとハードロック・スタジアムは、衛生と安全の管理が最重要事項である今般においても、ゲームデーにおける認証、在庫管理、従業員/スタッフ管理、施設へのアクセス申請、ワークフロー管理など、事業環境に急速な変化が求められる局面で適宜対応することが可能になる。
Zudyの創業者であるトリッシュ・ケネディ最高執行責任者(COO)は、ドルフィンズとのパートナーシップについて次のように話した。
「今般のスポーツビジネス環境では、チームや施設の運営手法の継続的なアップデートとファンや来場客の安全面で常に高い目標を達成し続けることが重要になります。Zudyは、マイアミのテックハブ(技術開発拠点)で培ったイノベーション技術と専門性の高いリソースを揃えており、ドルフィンズのビジネスのすべての分野で求められるソリューションを提供していくことができます」
今回のZudyとの契約に先立ち、ドルフィンズは2021年2月にもハードロック・スタジアムにおける公衆衛生安全対策の強化に向け、デジタル健康機器メーカーのザイター(Zyter)社および通信大手のベライゾン(Verizon)社とパートナーシップ契約を締結している。
ザイターの熱イメージングプラットフォームの『ザイター・サーマルアラート(Zyter ThermalAlert)』は、スタジアムやアリーナに入場する来場客の体温を自動検出でき、ベライゾンの『5Gウルトラ・ワイドバンド(5G Ultra Wideband)』と『5Gエッジ(5G Edge)』を活用することで、スタッフが手持ちの電子温度計で体温を測定している施設に比べ、入場時間の短縮、人流停滞の解消、混雑緩和といった運営面での改善が可能になるとしている。
ザイターとベライゾンはすでにハードロック・スタジアムにザイター・サーマルアラートを導入済みで、この新技術はスタジアムの従業員やチームスタッフの検温に使用されている。
マイアミ・ドルフィンズとハードロック・スタジアムのジェレミー・ウォールズ上級副社長兼最高収益責任者(CRO)は、新たなパートナーシップ契約について次のように話した。
「Zudyと共に組織進化のためのパートナーシップを結ぶことができ、今後の展開を非常に楽しみにしています。30年以上にわたって世界に事業展開してきたZudyの豊富な体験は、ドルフィンズのビジネスにとって大きな助けとなるでしょう」
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元記事 - Dolphins engage Zudy to enhance Hard Rock Stadium operations
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