英ラグビーのロンドン・アイリッシュ、AFCウィンブルドンのスタジアム共用を模索か
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AFCウィンブルドンのチェリー・レッド・レコーズ・スタジアム
AFCウィンブルドンのチェリー・レッド・レコーズ・スタジアム (画像:AFC Wimbledon)

イングランドのサッカーEFLリーグ2(4部)のAFCウィンブルドンは、本拠地『チェリー・レッド・レコーズ・スタジアム』の共用の可能性について、同国の15人制ユニオン式ラグビー、ギャラガー・プレミアシップ・ラグビー(1部)のロンドン・アイリッシュから問い合わせがあったとする声明を公表した。

AFCウィンブルドンは声明の中で、クラブのファンに旧称のプラウ・レーンとして親しまれている同スタジアム(9,000席)の共同使用の可能性について、ロンドン・アイリッシュから問い合わせを受けたとしつつ、詳しい協議は実施されていない模様だ。なお、今件について、ロンドン・アイリッシュは声明を発表していない。

ロンドン・アイリッシュは、サッカーのプレミアリーグ(1部)のブレントフォードFCの本拠地であるGtechコミュニティ・スタジアムが開場した2020年以来、同スタジアムを本拠地として使用してきたが、ラグビー利用によるピッチへのダメージが深刻と判断され、3年後に満了となる利用契約は更新されない公算が高いとされていた。

ロンドン・アイリッシュのオーナー、ミック・クロッサン氏は、元プレミアシップ・ラグビー最高経営責任者(CEO)のハワード・トーマス氏がマネージング・ダイレクターを務める米国ファンドのレッドストライク(Redstrike)社が関わるコンソーシアムとの契約締結が近いと報じられている。

Daily Mail紙は、関係者の話として、同コンソーシアムが700万ポンド(約10.6億円)規模の設備投資を通じ、チェリー・レッド・レコーズ・スタジアムをプレミアシップ・ラグビー開催要件を満たした施設へとアップグレードするほか、ピッチ状態の改善や少なくとも1棟のスタンドの常設化を提案していると報じた。

AFCウィンブルドンの広報担当者は、チェリー・レッド・レコーズ・スタジアムの共用案について次のように話した。

「クラブが利便性の高い土地に素晴らしいスタジアムを建設したこともあり、スポーツ団体を含む多くの第三者からチェリー・レッド・レコーズ・スタジアムの使用に関するお問い合わせをいただいております」

チェリー・レッド・レコーズ・スタジアムでは、2023年3月23日にサッカーのウクライナ代表がブレントフォードFCのBチームと、そして4月7日には女子サッカーのオーストラリア代表とスコットランド代表が対戦している。

AFCウィンブルドンは、2020年1月にユニークな株式投資型クラウドファンディングを実施するなどして総工費3,000万ポンド(約45.5億円)を調達。同年11月、およそ30年ぶりにプラウ・レーンへの帰還を実現した。

※金額はすべて2023年4月下旬で換算

Copyright: Xperiology/TheStadiumBusiness.com - reproduced with permission.
元記事 - London Irish mulls AFC Wimbledon switch

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