AFCウィンブルドン、新スタジアムの建設費調達に株式投資型クラウドファンディングを活用
AFCウィンブルドン、新スタジアムの建設費調達に株式投資型クラウドファンディングを活用

AFCウィンブルドン、新スタジアムの建設費調達に株式投資型クラウドファンディングを活用

  • twitter
  • facebook
  • bookmark
  • push
  • line
  • twitter
  • facebooks
  • bookup
  • push7
AFCウィンブルドンの新スタジアム「プラウ・レーン」の完成イメージ
AFCウィンブルドンの新スタジアム「プラウ・レーン」の完成イメージ (画像:GalliardHomes)

イングランドのサッカー、フットボールリーグ1(3部)のAFCウィンブルドンは、建設予定の新スタジアム「プラウ・レーン」の建設資金調達のために設立したクラウドファンディングで、リターンとして同クラブを所有する株式会社の新株を発行・提供すると発表した。

現在はノービトン地区のキングスメドウを本拠地としているAFCウィンブルドンだが、プラウ・レーン建設には2500万ポンド(約33.3億円)の工費を必要とするため、2019年6月にその内の700万ポンド(約9.3億円)を株式投資型クラウドファンディング・プラットフォームの「Seedrs」で調達することを決めていた。

今回新たに公表されたリターンの詳細では、複数のリターンタイプが紹介されている。最安は新株10株を10ポンド(約1,330円)で購入するコースで、購入者の名前はスタジアムに設置される「インベスターズ・ウォール(Investors'Wall)」という壁に彫られる。また、購入者は11,000人収容の新スタジアムのネーミングライツ(1試合限定)を獲得する抽選に参加する。

1,000ポンド(約13万3000円)のコースでは、スタジアムへと続く階段に名前が彫られるほか、スタジアム内の生ビールタップ、または小便器などでの出資者名掲出権1年分を獲得。5,000ポンド(約66.5万円)のコースでは選手の入場トンネルの壁に購入者の名前が彫られ、スタジアム内の売店またはトイレでの出資者名掲出権1年分を獲得できる。

1万ポンド(約133万円)のコースには、選手の更衣室の椅子への名前掲出権1年分やトップチームの練習参加、練習後の選手たちとの昼食などの特典が含まれ、2万ポンド(約266万円*)のコースには監督およびお気に入りの選手1人との昼食といった特典が付いてくる。

さらに5万ポンド(約665万円)のコースでクラブのVIPパトロンに、そして10万ポンド(約1,330万円)でクラブの副会長職にそれぞれ10年間の期間限定に就任できる。役員質での試合観戦や特別イベントへの招待などに加え、副会長になると好みのアウェー戦1試合でチームに帯同し、監督と夕食を共にできる。

AFCウィンブルドンは現在、外部投資による調達目標額を合計で1300万ポンド(約17.3億円)に設定しているが、2015年の時点では外部からの調達目標額を300万ポンド(約4億円)から700万ポンド(約9.3億円)と見積もっていた。クラブは目標額が大幅に増えた理由として、持続可能なスタジアムを実現するための設計変更、追加の土木工事による遅延、西スタンドの構造強化作業などを挙げている。

※金額はすべて2019年9月中旬で換算

Copyright: Xperiology/TheStadiumBusiness.com - reproduced with permission.
元記事 - AFC WIMBLEDON DETAILS STADIUM CROWDFUNDING PERKS

TSB-Logo.png

THE STADIUM HUBの更新お知らせはこちらをフォロー
Twitter:@THESTADIUMHUB
Facebook:THE STADIUM HUB

  • line
  • twitter
  • facebooks
  • bookup
  • push7