新スタジアム計画を最終承認したサウスエンド=オン=シー市議会、クラブに推進決断を促す
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サウスエンド・ユナイテッドの新スタジアムの完成イメージ
サウスエンド・ユナイテッドの新スタジアムの完成イメージ (画像:Populous)

イングランドのロンドン南西部、サウスエンド=オン=シー市議会は、同国のサッカー、ナショナルリーグ(5部)のサウスエンド・ユナイテッドFCが進める新スタジアム建設計画を最終承認し、クラブに正式に計画推進を決定するよう促した。

同計画については、2021年10月に市議会が承認し、翌2022年1月に英国政府のマイケル・ガヴ住宅・コミュニティ・地方自治担当相が政府による審議を必要としないと判断したことが報じられ、実現に向けて大きく前進したとされていた。

市議会の法務担当者による正式な計画最終承認を受け、今後はクラブが計画始動時期についてファンやスポンサーに説明をする必要がある。

市議会で環境、文化、観光、開発を担当するキャロル・マルローニー市議は、Local Democracy Reporting Service紙に対し、新スタジアム計画の今後について次のように話した。

「新スタジアム計画の申請に付帯した法務的な契約事項については、すべて最終承認されたため、今後はサウスエンド・ユナイテッドFCがどのように計画を進めていくかということになります」

実現すれば市内のフォセッツ・ファーム地区に建つことになる新スタジアムは21,000席で、設計はトッテナム・ホットスパー・スタジアムなどを手掛けた世界屈指のスポーツ建築事務所のポピュラス(Populous)社が担当。スタジアムの躯体自体に住宅マンションが組み込まれるユニークな仕様となる。

新スタジアムの内部の完成イメージ
新スタジアムの内部の完成イメージ (画像:Populous)

新スタジアムの躯体および周辺には合計で1,114戸の新築住宅マンションが開発され、そのうちの333戸は市民向けの低価格住宅となる。また、新スタジアムへの移転後、クラブの現在の本拠地『ルーツ・ホール』の跡地には、502戸の賃貸マンションが整備される。

ポピュラスの設計プランには、新スタジアムの敷地内にホテルと会議場、店舗、商業スペース、そしてサッカー練習場も整備されることが含まれており、同社はスタジアムの躯体に住宅や宿泊施設が組み込まれるという新たな多機能複合型スタジアムの整備モデルを確立したいとしている。

住宅マンションの入口、会議場および試合日のVIPホスピタリティ受付は新スタジアムの北スタンドに設置され、躯体上部のビルにも住宅マンションが整備される。

サウスエンド・ユナイテッドは1955年の開場以来、収容人数12,392人のルーツ・ホールを本拠地としている。2020-21年シーズン後にEFLリーグ2(4部)から降格した。

Copyright: Xperiology/TheStadiumBusiness.com - reproduced with permission.
元記事 - Council signs off on Southend stadium project

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