ヨハン・クライフ・アレナ、電気自動車との双方向充電事業を開始
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EVとの双方向充電ができるヨハン・クライフ・アレナ
EVとの双方向充電ができるヨハン・クライフ・アレナ (画像:The Mobility House)

オランダのサッカー、エールディヴィジ(1部)のアヤックスの本拠地『ヨハン・クライフ・アレナ』は、ドイツのテクノロジー企業のザ・モビリティ・ハウス(The Mobility House)社との共同事業で、15基の双方向充電ステーションを設置した。この新たな充電・蓄電システムは、2018年12月のUEFAチャンピオンズリーグ(CL)のグループステージ、バレンシアCF(スペイン)戦から稼働している。

新たに設置された15基のステーションは、ヨハン・クライフ・アレナで稼働中の(日産リーフのバッテリー148台で構成される)3MWの蓄電池および同スタジアムの屋根に設置されている1MWの太陽光発電システムと統合された。ザ・モビリティ・ハウスによると、今後、ヨハン・クライフ・アレナの約2000ヶ所の駐車スペースにスマート充電システムが設置される予定だ。双方向での充電が可能になるため、電気自動車(EV)からスタジアムへの電力供給も可能になる。

同社は声明の中で次のように述べた。

「電気自動車から電力を融通してもらうことが可能になり、CLの試合のようにナイター照明で多くの電力を消費する日のスタジアムの電力コストを減らすことができます。また、スタジアム内の蓄電池も補充されるので、スタジアムの停電時には非常用電力として使用することもできるようになります。

スタジアムを訪問されるお客様やアヤックスのファンの皆様が、お使いのEVをスタジアムに接続してくださることで電力供給網が安定し、さらに再生可能エネルギーの利用促進にも繋がるのです。また、接続していただいたEVは、お客様のスタジアム出発時までに満充電させていただきます」

この充電・蓄電システム統合事業は、建設会社のロイヤルBAMグループ(Royal BAM Group)、ザ・モビリティ・ハウス、そしてヨハン・クライフ・アレナの三社による共同プロジェクトで、INTERREG (国 境を越えた地域間協力の促進を目的とする戦略的プログラム)のSEEV4-City(再生可能エネルギーとスマートICTシステムによる電力グリッド&電気自動車の最適化推進イニシアチブ)およびアムステルダム気候・エネルギー基金(Amsterdam Climate & Energy Fund=AKEF)の支援で実現した。

Copyright: Xperiology/TheStadiumBusiness.com - reproduced with permission.
元記事 - ELECTRIC CARS TO CHARGE JOHAN CRUYFF ARENA

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