クリアー社、新たにMLBの3球場に生体認証システムを導入
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ニューヨークのシティ・フィールド
ニューヨークのシティ・フィールド(画像:D.BenjaminMiller)

生体認証大手のクリアー(Clear)社は、新たなにメジャーリーグ・ベースボール(MLB)の3球団とパートナーシップ契約を締結した。アメリカのスポーツ施設を中心に展開する同社の生体認証事業の勢いが止まらない。

2019年のMLBシーズンからクリアーの生体認証システムを導入するのはグローブライフ・パーク・イン・アーリントン(テキサス・レンジャーズ)、ターゲット・フィールド(ミネソタ・ツインズ)、そしてオリオール・パーク・アット・カムデン・ヤーズ(ボルティモア・オリオールズ)の3球場だ。

クリアーは2019年3月にマディソン・スクエア・ガーデンとのパートナーシップ契約に合意しており、今回の3球状を追加すると、MLBのボールパーク、プロバスケットボール(NBA)のアリーナ、アメフトプロリーグ(NFL)、そしてメジャーリーグ・サッカー(MLS)の合計18ヶ所で同社の生体認証システムが導入されていることになる。

クリアーが2018年、ニューヨーク・メッツ、MLB、Tickets.comと共に実施した生体認証システムの試験導入に続き、4月4日のシティ・フィールド(写真)の開幕戦では、来場したファンは印刷した紙チケットやモバイルチケットの代わりに指をタップして入場した。

デトロイトのコメリカ・パークやテキサスのグローブライフ・パーク・イン・アーリントンでも生体認証が導入された。さらにクリアー社は2019シーズン中にもう何ヶ所かの施設が同社のシステムを導入すると話した。

クリアー社のスポーツ事業部長、エド・オブライエン氏は同社のシステムについて次のように話した。

「顧客の注目を集める新たな手法を求めて多くの企業が参入する中で、スポーツチームやリーグ、そしてスタジアムやボールパークといった施設は、来場者の安全な入場、待ち時間のない飲食商品の購 入や座席までのアクセスといった部分の改善を求めています。

クリアーのシステムを導入していただくことで、施設運営者のお客様は入場の部分は当社にお任せいただき、来場客のゲームデー体験を向上する部分に時間やリソースを集中していただけます。」

また、クリアー社はMLBの公式バイオメトリクス認証&チケットサービス・パートナーにも就任しているため、MLBジュエル・イベント(開幕戦、オールスター、プレーオフなどの注目試合)の会場にクリアー・レーン(Clear Lane)を導入し、より早く安全な入場方法を来場客に提供する予定だ。

同社の生体認証システムは7月の2019年オールスター・ウィーク期間中、クリーブランドのプログレッシブ・フィールドでも導入されるほか、ポストシーズン(プレーオフ)中も一部の球場での導入が決まっている。

さらに同社の生体認証決済&年齢認証(BP)ソリューションも、シアトル・マリナーズの本拠地「T-モバイル・パーク」に導入済みだ。クリアーの会員は、ボールパークで飲食商品を購入する際に、指紋認証だけで支払いとアルコール年齢確認を同時に済ますことができる。

クリアーは2019シーズン中に多くの球場でこのBRソリューションを導入できるよう、現在、MLB球団や各地域の酒類管理員会と協議中だとしている。

Copyright: Xperiology/TheStadiumBusiness.com - reproduced with permission.
元記事 - CLEAR BUILDS STADIUM PORTFOLIO WITH LATEST MLB CLUB DEALS

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