マディソン・スクエア・ガーデンが生体認証を導入
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ニューヨークのマディソン・スクエア・ガーデン
ニューヨークのマディソン・スクエア・ガーデン (画像:Madison Square Garden Company)

生体認証プラットフォーム大手のクリアー(Clear)社とニューヨークのマディソン・スクエア・ガーデンは、生体認証システム導入に関するパートナーシップ契約を締結した。

同アリーナを本拠地とするプロバスケットボール(NBA)のニューヨーク・ニックスとプロアイスホッケー(NHL)のニューヨーク・レンジャースの試合の来場客は、指紋を認証して入場できるようになる。

また、指紋認証による入場サービスは、スポーツ興行だけでなく、音楽コンサートや特別イベントなどでも利用できるようになる予定だ。

クリアー会員が来場する場合、生体認証専用レーンで時間をかけずに入場でき、指紋認証後はアリーナ内で荷物検査などのセキュリティ検査を受ける。

クリアー会員でない場合も、身分証明となる個人情報と生体情報を紐付け登録することで、当日限り有効のクリアーIDを取得することが可能だ。

クリアーのキャリン・シードマン=ベッカー最高経営責任者(CEO)は、マディソン・スクエア・ガーデンとのパートナーシップについて、次のように話した。

「マディソン・スクエア・ガーデンでの生体認証システム導入は、クリアー社にとって画期的な出来事です。

弊社はすでに(MLBのニューヨー・ヤンキースの)ヤンキー・スタジアムと(MLBのニューヨーク・メッツの)シティ・フィールドにも生体認証システムを導入しており、今回、マディソン・スクエア・ガーデンが加わったことで、クリアー会員の皆様は同一の生体認証IDを使って、これら3ヶ所のスポーツ&エンターテインメント施設にスムーズに入場できるようになりました」

なお、クリアーはスポーツ施設以外にも、ニューヨークのジョン・F・ケネディ国際空港、ラガーディア空港、ウェストチェスター・カウンティ空港に生体認証システムを導入しており、ニューヨークのセキュリティ分野における同社の存在感は大きくなりつつある。

クリアーは2019年1月に新たな投資ラウンドで資金を調達しており、プラットフォーム拡充を皮切りに、チケット認証や空港の保安検査における生体認証システムのさらなる展開を目指す。

同社は2018年、メジャーリーグ・ベースボール(MLB)と大型パートナーシップ契約を結んでおり、2018-2019シーズンより、システム導入済みのすべてのボールパークで生体認証によるチケット認証が開始される。

Copyright: Xperiology/TheStadiumBusiness.com - reproduced with permission.
元記事 - MADISON SQUARE GARDEN EMBRACES BIOMETRIC TECHNOLOGY

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