米・MLB、生体認証大手のクリアー社とパートナーシップ契約を締結
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生体認証システムが導入されるナショナルズ・パーク
生体認証システムが導入されるナショナルズ・パーク (画像:Rudi Riet))

アメリカ・メジャーリーグ(MLB)は、バイオメトリクス認証(生体認証)を駆使した新たなチケット認証技術導入について、クリアー(Clear)社とパートナーシップ契約を締結した。

今回のパートナーシップ契約にはMLBの他にTickets.com社も参加しており、2019年から複数のボールパークでバイオメトリクス認証を利用したチケット認証技術が導入されることになる。

新技術の導入により、来場客は印刷した紙チケットやモバイル入場券を試合に持参する必要がなくなり、指をタップする指紋認証や、将来的には顔認証だけで入場が可能になる。

第1段階として、クリアーの会員は同社に登録済みの顧客情報をMLB.comのアカウント情報とリンクすることで、ボールパークへの入場が可能となる。この新サービスは年末に試験導入され、2019年にはより広域的に展開される予定だ。

なお、MLBの全30球団の内、23球団の主要チケットサービス・パートナーであるTickets.comはMLBの完全子会社だ。今回の契約により、クリアーもMLBの公式バイオメトリクス認証&チケットサービス・パートナーに就任した。

クリアーは、MLBジュエル・イベント(開幕戦、オールスター、プレーオフなどの注目試合)の開催開場にクリアー・ライン(Clear Line)を導入し、より早く確実な入場方法を来場客に提供する。

2018年度中のジュエル・イベントはワシントンD.C.のナショナルズ・パーク(写真)のMLBオールスター・ウィークと、ワールドシリーズに向けたプレーオフが対象となる。

MLBのビジネス担当エグゼクティブ・バイスプレジデントのノア・ガーデン氏は、声明で次のように発表した。

「クリアー社とのコラボレーションは、重要な新技術導入事業で、安全かつシンプルでスムーズな入場体験をファンに提供するものです。

最新の認証技術とチケットサービスを統合する今回のパートナーシップ実現は、常にボールパークのアクセス状況の改善と、必要とされるセキュリティ水準の維持に取り組むMLBの姿勢を反映しています」

現在、MLBに所属する9球団がクリアーのスポーツ認証プラットフォームを利用しており、登録は同プラットフォームを導入している各ボールパークで無料で行うことができる。

Copyright: Xperiology/TheStadiumBusiness.com - reproduced with permission.
元記事 - MLB SIGNS BIOMETRIC TICKETING DEAL WITH CLEAR

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