
オーストラリア連邦政府は、首都キャンベラにおける『ブルース地区開発計画』の中で、新スタジアムの建設、もしくは既存スタジアムの改修を進める方針を示した。同計画は、地区内の主要スポーツ、医療、教育機関の連携を強化し、アクセスの改善を図るとともに、「活気に満ちた、包摂的で持続可能な」地区としての長期的な発展を支えるもので、政府はこれに998万豪ドル(約11億円)を拠出することを決定した。
『ブルース地区開発計画 最終シナリオ報告書』で示された新スタジアムの建設が含まれる案は、地区中央部を東西に走る中核エリアの大規模な再開発を軸とするものだ。
この案では、2万5,000人収容の『GIOスタジアム』を含むキャンベラ工科大学(CIT)のキャンパスを移転し、同エリアの土地利用を一旦リセットして再編することにより、地区中心部にスタジアムを整備できるとしている。
一方、既存スタジアムの改修を含む案は、GIOスタジアムなどの既存の主要施設をつなぐ「中心軸」を設け、その軸を基盤として地区全体を開発するというものだ。この案では、将来的な「地区の特性を生かしたまちづくり」に備えて中心軸沿いの土地を確保し、住宅や商業施設などを組み合わせた複合開発を誘導する。これにより、スタジアムやCITキャンパスといった主要施設および周辺地域の一体的な再開発を促進することができる。
オーストラリア連邦政府は、オーストラリア首都特別地域(ACT)政府と連携してこのプロジェクトを進める。開発の実施時期やスケジュールは現時点で公表されておらず、新設または改修されるスタジアムの収容人数についても明らかにされていない。
2026年6月、ACT政府はキャンベラの観光・イベント分野への投資計画を発表。観光客の消費拡大を目指す中で、GIOスタジアムも改修対象に含まれていた。
投資は4年間にわたって行われる予定で、観光、ホスピタリティ、イベント分野における地域の雇用を支えるとともに、観光客の来訪と消費を促進し、国内外におけるキャンベラの認知度を高めることを目指している。
※金額はすべて2026年9月下旬で換算
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元記事 - Precinct plan puts forward two proposals for Canberra stadium

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