ボローニャFC、新スタジアム計画を発表
ボローニャFC、新スタジアム計画を発表

ボローニャFC、新スタジアム計画を発表

  • twitter
  • facebook
  • bookmark
  • push
  • line
  • twitter
  • facebooks
  • bookup
  • push7
新スタジアムの外観イメージ
新スタジアムの外観イメージ (画像:Bologna FC)

イタリアのサッカー、セリエA(1部)のボローニャFCは、展示会運営会社の『ボローニャ・フィエーレ』社と共同で、新スタジアムの建設に向けた意向表明書を提出した。

ボローニャ市のマッテオ・レポーレ市長に提出されたこの意向表明書には、ボローニャ・フィエーレの所有地に多目的スタジアムを新設する構想が示されている。

ボローニャFCとボローニャ・フィエーレによると、同計画は、それぞれが持つ専門知識やリソース、計画策定能力を共有しながら進められ、最終的にアクセスが良く、街と一体化した最新鋭のスタジアムを市内に建設することを目的としている。

両者は対等な立場で計画を進め、民間資金による同プロジェクトの実現に向けて技術、都市計画との整合性、インフラ、経済・財務などの面から、必要な条件を検証していく。

予定地は、主要な交通機関に近接した市内でも大規模な変革・開発が進むエリアに位置しており、優れた立地条件を備えている。

新スタジアム計画、実現に向け第一歩

今回の意向表明書は、3万人以上を収容するスタジアムの実現に向けた「行政との正式協議の第一歩」として、レポーレ市長に提出された。

ボローニャFCのクラウディオ・フェヌッチ最高経営責任者(CEO)は、次のように述べた。

「私たちはボローニャ・フィエーレとともに、この新たな多目的スタジアムに関する初期段階の実現可能性調査の内容を発表しました。この施設によって、ボローニャFCは業界最高水準の最新鋭スタジアムを手にすることになります。

ボローニャ・フィエーレとの提携により、コンサートやイベントの開催も可能となるこのスタジアムは、展示会やエンターテインメントを通じてボローニャの街としての魅力をさらに高めることになるでしょう。

本プロジェクトには、都市の発展を目指す私たちのビジョンに賛同する投資家の皆さまにも参画していただけます」

一方、ボローニャ・フィエーレは、同計画とは別に市内に新たなアリーナを建設する事業も進めている。2025年6月に着工した収容人数1万2,000人の多目的アリーナ『ユニポール・ホール』では、2026年7月末に最後の屋根梁が設置され、主要構造が完成した。建設には、ボローニャ・フィエーレが7,500万ユーロ(約135億円)超を投じている。

今回のスタジアム計画について、ボローニャ・フィエーレのジャンピエーロ・カルツォラーリ会長は、次のように述べた。

「ボローニャ・フィエーレは、都市計画上優れた立地にある用地と、大規模な集客・イベント施設の建設・運営で培った経験を本プロジェクトに提供します。

ボローニャFCとの提携は、スポーツ、エンターテインメント、展示会・カンファレンス事業、都市開発、サステナビリティ、そして国際的な魅力を組み合わせたプロジェクトへの投資を通じて都市の成長に貢献するという、私たちの共通ビジョンに基づくものです。今回の意向表明書の提出は、戦略的かつ長期的なプロジェクトの実現可能性を探るための具体的な第一歩といえるでしょう」

ダッラーラ改修計画は着工に至らず

2020年2月、ボローニャFCは、現在の本拠地である『スタディオ・レナート・ダッラーラ』(以下、「ダッラーラ」)の改修に向け、 ボローニャ・スタディオ(Bologna Stadio)社を設立。同年6月には、クラブと同社はスタジアムの全面改修提案をボローニャ市に提出した。

しかしその後、建設費高騰などを背景に、着工に向けた手続きは難航。2026年2月には、市はプロジェクトが開始段階にすら至っていないとして、予定していた4,000万ユーロ(約72億円)の資金拠出を撤回した。

市は声明で、ボローニャFCとボローニャ・スタディオが提示した計画を今後推進しない方針を表明。一方で、内容を刷新した新たな正式提案が提出された場合は、その内容を精査したうえで、事業実施に向けた公的資金の拠出も視野に入れるとしていた。

1927年に開場したダッラーラは、1990年のFIFAワールドカップ・イタリア大会に向けて改修が行われた。その後、2020年には新たな改修計画が始動。1990年の改修で設置された上部構造を撤去してスタジアムを縮小し、3万325席の全席屋根付きスタジアムへ再整備するとともに、スタンドをピッチに近づけることも計画されていた。

新スタジアム計画、実現に向け重要な成果

レポーレ市長は今回の新スタジアム計画を「非常に興味深い提案」と評価し、次のように述べた。

「9月には計画が次の段階に進み、ボローニャFCとフィエーレは事業の経済・財務面について最終的な判断を下すことになります。

これは、都市計画上フィエーレの開発が認められている土地で計画された、民間主導のプロジェクトです。この場所は非常にアクセスが良く、高速道路の料金所に隣接しているほか、数千台規模の駐車場、大規模イベントでの利用実績がある鉄道駅、そして路面電車のターミナル駅にも近接しています。

もしこの提案が実現すれば、テクノポロ(研究・イノベーション拠点)や11月に完成予定のユニポール・ホールとともに、「テクノロジー、イベント、知的活動に特化したエリアを創出する」という私たちの構想が実現することになります。

今回の新スタジアム建設プロジェクトを推進するにあたっては、周辺地域が抱える重要課題の解決につなげるとともに、地域住民が利用できる大規模な公園やスポーツ施設も整備する必要があります。まだ実現には至っていませんが、私たちのビジョンに沿ったプロジェクトの実現に意欲をもつ事業者を見つけられたこと自体が、まずは重要な成果であり、これは決して簡単なことではありません」

※金額はすべて2026年9月下旬で換算

Copyright: Xperiology/TheStadiumBusiness.com - reproduced with permission.
元記事 - Bologna FC sets out new stadium plan, Stadio Renzo Barbera vision advances

SBN-LOGO-rgb.png

THE STADIUM HUBの更新お知らせはこちらをフォロー
Twitter:@THESTADIUMHUB
Facebook:THE STADIUM HUB

  • line
  • twitter
  • facebooks
  • bookup
  • push7