パレルモFCの本拠地、バルベーラの改修計画が前進
パレルモFCの本拠地、バルベーラの改修計画が前進

パレルモFCの本拠地、バルベーラの改修計画が前進

  • twitter
  • facebook
  • bookmark
  • push
  • line
  • twitter
  • facebooks
  • bookup
  • push7
改修後のスタジアムのイメージ
改修後のスタジアムのイメージ (画像:Palermo)

イタリアのパレルモ市は2026年7月31日、サッカー、セリエB(2部)のパレルモF Cとの『スタディオ・レンツォ・バルベーラ』(以下、「バルベーラ」)の改修・運営に関する合意締結を承認する決議を行なった。バルベーラは、パレルモ市が所有する収容人数約3万6,000人のスタジアムで、パレルモFCは1932年の開場以来、同スタジアムを本拠地として使用してきた。

決議の数日前、パレルモFCのジョバンニ・ガルディーニCEOは、市が修正した決議案が事前の協議内容から大きく変更されていたとして、「クラブは本計画から撤退する用意がある」と市議会宛の書簡で表明した。計画の条件をめぐって一時は両者の間で緊張が高まったが、その後の協議で決議案が修正され、決議の可決に至った。

同市は、決議が可決したことについて「総額3億8,000万ユーロ(約686億円)規模の改修計画の実現につながる前向きな動き」と評価している。

今回のバルベーラ改修計画を主導するのはパレルモFCで、同クラブは、イングランドのプレミアリーグ(1部)に所属するマンチェスター・シティFCを筆頭とするサッカー事業グループ「シティ・フットボール・グループ(CFG)」が過半数の株式を保有している。

2025年6月、パレルモFCとパレルモ市はバルベーラの使用契約を延長することで合意。この延長は、改修計画を盛り込んだ長期契約を締結し、サッカーの欧州選手権『UEFA EURO 2032』の開催候補地となることが目的とされた。

その後、翌年1月には、スタジアム完成に向けたプロセスの中でも重要な行政手続きとなる関係機関との事前協議を開始。3月に協議を終えると、クラブは改修計画の設計者としてポピュラス(Populous)社の起用を正式発表し、同社と共に新たなバルベーラの具体化に乗り出した。

同年5月、パレルモFCは改修に向けた行政手続きの一環としてバルベーラの改修計画をシチリア州に提出し、改修後のスタジアムのイメージを初公開した。

新たな合意の正式締結へ、バルベーラ改修計画が前進

パレルモの地域ニュースサイトであるパレルモ・トゥデイ(Palermo Today)は、今回の決議により税制上の優遇措置や利益・使用権契約の見直し期限をめぐる問題が解決され、結果的に計画はクラブ側の要求に応える内容となったと報じている。

また、イタリアの全国紙であるラ・レプッブリカ(La Repubblica)によると、パレルモFCは90年間の使用契約のもとでバルベーラを運営する見通しで、改修後のスタジアムは4万人規模となり、周辺の都市エリアも大規模再開発の対象になるという。改修費はクラブが半分以上を負担するほか、パレルモ市から約1億ユーロ(約180億円)、シチリア州から6,000万ユーロ(約108億円)が拠出される見込みだ。

パレルモ市のロベルト・ラガッラ市長と、予算・文化財担当の副市長兼評議員であるブリジダ・アライモ氏は共同声明で次のように述べた。

「今回の決議は、スタディオ・レンツォ・バルベーラの将来とパレルモ市の発展にとって、重要な一歩となりました。

今後の手続きを速やかに進め、正式な合意を締結することで、パレルモFCが計画するバルベーラの改修が円滑に進むことを期待しています。今回の取り組みは、パレルモ市、クラブのサポーター、そして市のインフラ強化戦略にとっても、大きな意味をもつものになるでしょう」

合意を正式に締結するには、今回の決議内容と一致する認証済み経済・財務計画(PEF)の提出が必要となる。市はその計画を審査し、改めて決議を行う予定だ。

※金額はすべて2026年9月下旬で換算

Copyright: Xperiology/TheStadiumBusiness.com - reproduced with permission.
元記事 - Bologna FC sets out new stadium plan, Stadio Renzo Barbera vision advances

SBN-LOGO-rgb.png

THE STADIUM HUBの更新お知らせはこちらをフォロー
Twitter:@THESTADIUMHUB
Facebook:THE STADIUM HUB

  • line
  • twitter
  • facebooks
  • bookup
  • push7