
米国のオクラホマシティで2028年に開業予定の多目的スタジアムの建設事業が起工式を行なった。開業後は、スポーツとエンターテインメントを軸とした大規模複合開発地区の中心施設となる予定だ。この複合開発地区全体の設計統括はポピュラス社が務め、同社はスタジアムの設計も担当する。総工費は1億2,100万ドル(約194億円)となる。
現在『MAPS 4マルチパーパス・スタジアム』と呼ばれている同スタジアムは、約1万人収容で、建設地は2026年3月に着工されたNBAのオクラホマシティ・サンダーが計画する新アリーナに近接した場所となる。
完成後は、ユナイテッド・フットボール・リーグ(UFL)に新規参入するアメフトチームと、ユナイテッド・サッカーリーグ(USL)所属のOKCエナジーFCの本拠地になり、その他、スポーツイベントや文化イベントにも利用される予定だ。
スタジアムの管理・運営は、OKCエナジーFCの筆頭株主で、オクラホマシティを拠点とする投資会社のエコー・インベストメント・キャピタル(Echo Investment Capital)社が担当し、投資家のラッセル・ウェストブルック氏とニック・グロス氏、チカソー・ネーション(ネイティブ・アメリカンの自治政府)、ポピュラス、青少年スポーツ振興団体のフィールズ・アンド・フューチャーズ(Fields & Futures)、不動産会社のロビンソン・パーク(Robinson Park)社と連携して進められる。また、施工管理をリンゴー・コンストラクション(Lingo Construction)社が担当する。
スタジアムのピッチは米国サッカー連盟(USSF)の公認仕様で、観客席の大部分には屋根が設けられる。スタジアム北側は市街地のビル群を一望でき、布状の素材を用いたファサードにはLED照明が組み込まれる予定だ。

新たな多目的スタジアム建設事業について、オクラホマシティのデビッド・ホルト市長は次のように述べた。
「本日の起工式は、本市が自らの未来に向け、絶え間なく取り組みを行っていることを象徴するものです。これまで、全米人口上位50都市の中で多目的スタジアムをもたない都市はおそらくオクラホマシティだけで、それがサッカーや音楽イベント、さらにアメフトのリーグ戦や大学・高校スポーツの開催機会を逃す要因となっていました。
私たちは、2019年にこの課題を解決することを決断しましたが、着工前からすでにこの計画を契機とした新たな機会が生まれていることを実感していました。本プロジェクトが周辺地域の開発の起爆剤となり、市の中心部が活気あふれる複合開発地区へと発展していくことを期待しています。MAPS 4プロジェクトは、私たちが長年築き上げてきた成功への道を体現するものであり、このような街の発展に向けた取り組みは、必ず市民に恩恵をもたらすことでしょう」
また、エコー・インベストメント・キャピタルの創業者である、クリスチャン・カナディ最高経営責任者は次のように述べた。
「スタジアムは、単なるスポーツ・エンターテインメントの施設にとどまらず、地域コミュニティの拠点となり、オクラホマシティ中心部に新たな文化地区を生み出す触媒となるでしょう。
この施設は、プロサッカークラブの未来の本拠地となるだけでなく、コンサートや各種イベントの開催を通じて人々を結び付け、サポーターやパートナー、地域社会に価値ある体験を提供するという私たちの使命を実現していく場所となります。本プロジェクトは、オクラホマシティが未来に向けた街づくりを継続的に進めていることを示すものであり、市とともにこの変革的なビジョンを推進できることを誇りに思います」
スタジアムの完成予想図は2025年12月に初めて公開された。開業は、新規参入するアメフトチームの初シーズン開幕に先立つ2028年1月に予定されている。
※金額はすべて2026年6月上旬で換算
Copyright: Xperiology/TheStadiumBusiness.com - reproduced with permission.
元記事 - Oklahoma City breaks ground on new multi-purpose stadium

THE STADIUM HUBの更新お知らせはこちらをフォロー
Twitter:@THESTADIUMHUB
Facebook:THE STADIUM HUB
