
米国のサッカー、USLチャンピオンシップ(2部)に所属するマイアミFCの本拠地スタジアムを含む複合施設『スポーツ・パフォーマンス・ハブ』の建設工事が正式に起工した。同施設は、広さ約37万m2におよぶスポーツと教育の一体型キャンパスであり、収容人数1万人のスタジアムもこの敷地内に建設される。
現在、マイアミFCは、フロリダ国際大学(FIU)のアメフト部およびサッカー部が本拠地とするマイアミ市内の『ピットブル・スタジアム』を使用している。
2025年9月に発表されたこの新スタジアム計画は、マイアミ市中心部から南へ約50km離れたサウスデイド地区のホームステッド市で進行しており、2億8,000万ドル(約445億円)の総工費は民間資金で賄われる見込みだ。同スタジアムに加え、マルチスポーツアカデミー(複数競技のトレーニング施設および育成機関)、学生アスリート向けの寄宿学校、スポーツがコンセプトのホテルおよび付帯施設、医療・健康支援サービス、さらにレクリエーション施設や子どもの遊び場、交流広場といった、公共空間も整備される予定だ。
起工式は、建設予定地でもある旧ホームステッド・スポーツ・コンプレックスで開催され、地元当局や国際スポーツの関係者、市民の代表者らが出席した。今回のプロジェクトは、元サッカー選手のフアン・セバスティアン・ベロン氏やダリオ・サラ氏、元NBAスターのマヌ・ジノビリ氏、そしてマイアミFCの筆頭オーナーであるリカルド・シルヴァ氏など、アスリートと起業家で構成されるグループが主導している。
建設は2段階で進められ、第1フェーズでは中核となる非居住型の教育機関およびトレーニング施設の整備、第2フェーズでは、2027年の完成を目標としたスタジアム、ホテル、学生寮が建設される予定である。
スポーツ・パフォーマンス・ハブの、ニック・サキウィッツ最高経営責任者(CEO)は次のように述べた。
「本プロジェクトは、単なる施設建設や投資事業にとどまるものではなく、"人"と可能性"に焦点を当てるものです。この民間資金プロジェクトにより、若いアスリートの可能性を広げるとともに、近隣に住む人に身近な活動機会をもたらすことで、地域社会がとともに発展していけるような場所づくりを目指しています。
プロによる複数競技のトレーニング、教育、そしてホスピタリティサービスを一体的に提供することで、アスリートを総合的にサポートするとともに、将来にわたって地域経済を強化するシステムを構築していきます」
スポーツ・パフォーマンス・ハブはマイアミFCの60%の株式を保有しており、学生アスリートがプロへ進む道筋も実現可能なキャリアパスとして提供される。
施設には、野球場やバスケットボールコート、テニスコートも整備されるほか、毎年開催されている『ホムステッド・チャンピオンシップ・ロデオ』(カウボーイの競技イベント)の開催地にもなる予定だ。
※金額はすべて2026年3月下旬で換算
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元記事 - Work begins on Miami's Sports Performance Hub

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