
イングランドのサッカー、プレミアリーグ(1部)のAFCボーンマスは、本拠地『バイタリティ・スタジアム』の大規模改修および拡張に向けて、計画の本申請を提出した。
クラブ関係者が、「クラブ史上最も重要なインフラプロジェクト」と称するこの計画は、2026年1月に仮設工事申請が承認されており、今回のボーンマス・クライストチャーチ・プール議会への本申請提出は、これに続くものだ。なお、次のステップとなる意見募集期間は、2月末を期限としてすでに開始されている。
本申請の際に提出された資料には、この計画が「プレミアリーグで最高のパフォーマンスを見せるというクラブのビジョンに不可欠なもの」であると記載がある。
現在、バイタリティ・スタジアムの収容人数はわずか約1万1,300席だが、段階的な改修工事完了後には、収容能力が既存のほぼ倍である2万人超になり、欧州トップリーグの他スタジアムと同等の規模になる予定だ。AFCボーンマスは過去11シーズンのうち9シーズンをプレミアリーグで戦ってきた。
AFCボーンマスは声明で次のように述べた。
「先日承認されたスタジアムの仮設工事に続き、このたび提案した改修計画は、ピッチ内外で持続可能な将来を築くというクラブの継続的な取り組みにおいて、大きな節目となるでしょう。
最新設備の設置、利便性の向上、収容人数の拡大を実現するこのプロジェクトは、サポーターにとって魅力あふれる長期的な拠り所を創るとともに、街全体の再生にも寄与することを目指しています」
計画の主な内容には、既存の南スタンドの解体と、それに替わる新たな大規模メインスタンドの建設、四隅の観客席の新設、さらに北スタンドと東スタンドの拡張が含まれている。また、マッチデーのファン体験向上と将来的な商業収入の拡大を念頭に、新たなホスピタリティエリアの導入、様々な観客用設備のアップグレード、ファンゾーンの設置も計画されている。

すでに承認されている仮設工事では、地盤整備、フェンスの設置、来場者動線の再編、新スタンドの基礎工事などが実施されるが、これらは2026年中に開始予定の本工事に向けた初期整備となる。クラブは2027年~2028年にかけての完成を見据えるが、竣工時期は計画の承認と工事の進捗次第で変わる可能性がある。
クラブに代わり、サヴィルズ(Savills)社とスタジアム・ストラクチャーズ(Stadium Structures)社が計画書とともに提出した設計およびアクセスに関する報告書では、プロジェクトの背景が次のように説明されている。
・バイタリティ・スタジアムの現状の規模は、AFCボーンマスのマッチデーの収入や地域に及ぶ経済効果を制限しており、今後も高い競争力を維持し、トップリーグのチーム要件を満たすためには、収容力の拡大と施設の改善が不可欠である
・プレミアリーグの各クラブでは、収益拡大やファン体験の向上に加え、改正が進む安全性・利便性・メディア運営関連規定に対応したコンプライアンスを推進するため、スタジアム投資を増やす動きが強まっている
・クラブにとって、現代的なスタジアム基準を満たしていない状況は、プレミアリーグでの残留継続、および長期的な成長を図るうえでの阻害要因となる
以上の要件が、当提案における設計・配置の基礎を成すものである。
AFCボーンマスは当初、新スタジアムの建設も検討していたが、2025年4月にバイタリティ・スタジアムの所有権を再取得したことで、現スタジアム改修への道が開かれた。
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元記事 - Premier League's Bournemouth submits full planning application for stadium expansion

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