新リーグ構想で注目を集めるパキスタンで産学連携の新スタジアム整備計画が明らかに
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カラチの新スタジアムの完成イメージ
カラチの新スタジアムの完成イメージ (画像:Global Soccer Ventures)

サッカーの新リーグ『パキスタン・フットボール・リーグ(PFL)』発足への動きが加速しているパキスタン最大都市で旧首都のカラチに、新たにサッカースタジアムが誕生する計画が明らかになった。

PFL発足を支援しているグローバル・サッカー・ベンチャーズ(Global Soccer Ventures=GSV)社は2022年1月上旬、NED工学・技術大学と10年間の産学連携協定を締結しており、新スタジアム建設計画もこのパートナーシップの一環として進められる。

GSVは、新スタジアムは最先端の施設となり、今後もパキスタン国内で推進されるサッカーインフラ整備プロジェクトの第1弾としてドイツの建築工学技術を駆使するとしている。また、新スタジアムの総工費は894万ポンド(約13.8億円)で、NED工学・技術大学が「FIFAの国際試合開催基準」のピッチを敷設すること、そして、これまでパキスタンのスポーツ界では馴染みのなかったブランドのマーケティングや技術を通じ、ファンや選手が飽きることのない極上のサッカー体験を提供していくと説明している。

GSVのブランド大使には、元イングランド代表のマイケル・オーウェン氏が就任しており、同氏も2022年1月下旬にパキスタン入りして、GSVの発表会に参加している。

GSVがリリースしたカラチの新スタジアムの動画(動画:Global Soccer Ventures)

GSVは、カラチの新スタジアムをイメージしたCGアニメーション動画をリリースしたが、動画に現れるスタジアムのピッチが陸上用トラックに囲まれていることから、本当に最高のサッカー体験を提供できるのかと疑う声も聞こえている。これに対し、NED工科・技術大学の副総長、サロシ・ハシュマット・ロディ博士は、新スタジアムの設計プランがGSVと同校の産学連携協定の契約内容を遵守したものだとし、次のように説明した。

「陸上用トラックには、当校にとって重要な価値があります。私たちはエンジニアですから、建築工学の技術を駆使して問題を解決するまでです。

産学連携協定で定められている規則は遵守されており、施設自体は大学所有となりますが、PFL開催中はGSVが施設運営をするなど、共同運営方式で管理することになります」

PFL構想については、GSVが2021年に発表しており、最初は6チームが参加することが計画されている。

※換算額はすべて2022年1月29日時点のもの

Copyright: Xperiology/TheStadiumBusiness.com - reproduced with permission.
元記事 - 'Soccer city stadium' set for Karachi

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