
イタリア・ヴェネツィア市のルイジ・ブルニャーロ市長は、同市がテッセラ地区で開発を進める複合施設『ボスコ・デロ・スポルト(Bosco dello Sport=スポーツの森)』の中核施設となる1万8,500席のフットボールスタジアムの建設工事が起工したと発表した。
同スタジアムは、2024‐25シーズンにセリエAからセリエBに降格したヴェネツィアFCの本拠地となる予定で、クラブは現在、このスタジアムから約20km離れている1万2,000人収容のスタディオ・ピエル・ルイジ・ペンツォで試合を行っている。
建設現場での最初の建設作業会議の後、ブルニャーロ市長は「これまで積み重ねてきたことが実を結び、街全体が待ち望んでいたこのプロジェクトが具体的に動き出した」と述べた。
スタジアムは2027年に完成予定だが、ボスコ・デロ・スポルト全体には3億ユーロ(約527億円)以上の投資が行われ、1万人収容のアリーナほか、スイミングプール、バスケットボールコート、フットサル場、ラケット競技施設等も建設される。

2025年6月、ヴェネツィアFCが、ボスコ・デロ・スポルトの譲渡計画(運営権を市からクラブへ長期間貸与する計画)を地元議会に提出したことが報じられた。
同クラブは市議会に対し、総額1億2,100万ユーロ(約213億円)の40年間に及ぶ譲渡契約を提案したと言われており、そのうち3,300万ユーロ(約58億円)は将来の施設向上に充てるとされている。
※金額はすべて2024年10月下旬で換算
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元記事 - Stadium work commences at Bosco dello Sport complex

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