AFCボーンマス、スタジアム拡張プロジェクトの事業者にサヴィルズ社を選定
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南スタンド改修後のスタジアムの鳥瞰イメージ
南スタンド改修後のスタジアムの鳥瞰イメージ (画像:AFC Bournemouth)

イングランドのサッカー、プレミアリーグ(1部)のAFCボーンマスは、本拠地『バイタリティ・スタジアム』の拡張計画のアドバイザーとして、不動産サービス会社のサヴィルズ(Savills)社を選定した。

同社はこの計画において、景観、持続可能性、生態系への影響、騒音、大気質、都市開発、経済などの幅広い観点からクラブに助言を行うことになっている。

サヴィルズのピーター・ラム都市計画ディレクターは次のように述べた。

「AFCボーンマスのリード・コンサルタントの一員としてここにいることは我々の誇りであり、このランドマーク的なプロジェクトを予算内且つ期日どおりに実現するため、我々はクラブや設計チームと密に連携をとりながら作業にあたっていきます。

このプロジェクトは地元のファンから大きな支持を得ており、ボーンマス、クライストチャーチ、プールといったスタジアム周辺の町の地域経済にも大きな恩恵をもたらすでしょう。

これは、チェリーズ(AFCボーンマスの愛称)の古巣であるこのスタジアムにとって一世一代のプロジェクトであり、収容人数の大幅な拡張と施設改善に取り組もうとするクラブと新オーナーの決意の表れともいえます。

さらに、我々は最近、キャンフォード・マグナ地区にある総額4,000万ポンド(約79億円)の最先端トレーニング施設、『AFCボーンマス・パフォーマンスセンター(AFC Bournemouth Performance Centre)』の立ち上げも支援しましたが、こちらも、クラブが実施する未来への投資の、方向性と意欲を大きく示していると思います。

チェリーズのファンとして、この素晴らしいプロジェクトの一員になれたことを非常に嬉しく、誇りに思っています」

改修後の南スタンドの外観イメージ
改修後の南スタンドの外観イメージ (画像:AFC Bournemouth)

プロジェクトには、スタンドの改修・建て替え・拡張により収容人数を今より9,000人以上増やす計画が含まれており、これが実現すれば、プレミアリーグでは最も小規模なホームスタジアムであるバイタリティ・スタジアムの収容人数は、現行の1万1,286人から約2万200人に拡張される。

クラブは、本拠地の収容人数拡張を含むいくつかの施策を行うことで、プレミアリーグおよび欧州サッカー連盟(UEFA)の基準を全て満たすとともにスタジアムを地域の核となるインフラとして再設計し、クラブと地域を一体的に盛り上げようとしている。

また、スタジアムの外周フェンスを拡張し、その内部に新たなファンゾーンを設けることで、ファン向けの施設を充実させる計画もある。

クラブは、2026-27シーズンのプレミアリーグ開幕までに、最初の収容人数拡張フェーズを完了し、残りの部分は2027-28シーズンに向けて完成させることを目指している。

拡張工事はいくつかのフェーズに分けて実施されるが、まずは既存の南スタンドが取り壊され、代わりに約7,000席の新たなスタンド席が建てられる。

その後は、スタジアムの四隅で約1,440席の一般席が増設され、さらに、北スタンドと東スタンドも上下左右に拡張される。

メインスタンドおよび東スタンドに新設されるホスピタリティエリアには、新たに600席が設けられる予定だ。

※金額はすべて2025年8月上旬で換算

Copyright: Xperiology/TheStadiumBusiness.com - reproduced with permission.
元記事 - Savills appointed for AFC Bournemouth stadium expansion

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