米MLSのシカゴ・ファイアー、2万2,000人収容の新スタジアム建設計画を発表
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シカゴ・ファイアーの新スタジアムの完成イメージ
シカゴ・ファイアーの新スタジアムの完成イメージ (画像:Chicago Fire)

米国のサッカー、メジャーリーグ・サッカー(MLS=1部)のシカゴ・ファイアーFCは、民間資金による新たな本拠地スタジアム建設計画を発表した。2028年の開場を予定している。

シカゴ・ファイアーFCは以前、ブリッジビュー村にある『シートギーク・スタジアム』でプレーしていた(2006‐2019)が、現在は、ナショナル・フットボール・リーグ(NFL)のシカゴ・ベアーズの本拠地でもある『ソルジャー・フィールド』を本拠地としている。

2024年10月、オーナーのジョー・マンスエト氏は、クラブがシカゴ市内に新スタジアムの建設計画を検討していることを明らかにした。同氏はブロンズビル、リンカーンヤード、サウス・ループの3カ所を視察後、最終的にサウス・ループをクラブの新本拠地とすることを決定。新スタジアムは、ルーズベルト・ロードのすぐ南のシカゴ川沿いに建設される。

クラブのウェブサイトに掲載された公開文書の中で、マンスエト氏は、「サッカー専用スタジアムは、『The 78』の広大なエンターテイメント地区における中心的存在となるだろう」と述べている。『The 78』は、シカゴ市のサウス・ループに計画された新しい地区で、レストラン、小売店、オフィススペース、住宅用の建物なども建設される予定だ。

スタジアムの建設費は6億5000万ドル(約939億円)が見込まれており、公的資金に頼らず、すべてマンスエト氏の私財で賄われることがクラブにより明らかになっている。

クラブが公開した完成イメージによると、ゲンスラー(Gensler)社によって設計されたこのスタジアムは、2万2,000人収容可能なサッカー専用施設として建設されるが、複合施設となることも念頭に置いて計画されているため、国際試合やラグビーの試合、コンサート、フェスティバル、その他ライブショーなどの開催も可能となる。

MLSのドン・ガーバー最高経営責任者(CEO)が「リーグ史上最も野心的なスタジアム・プロジェクトのひとつ」と表現したこのスタジアムの建設は、2025年末までの着工を予定している。

マンスエト氏は以下のように述べた。

「シカゴ・ファイアーFCの新しい本拠地は、シカゴの未来ともいえる『The 78』を支え、雇用創出や経済発展、そして活気に満ちた地域生活を実現する触媒となるでしょう。

しかし、このプロジェクトは、単にスタジアムを造る以上の意味をもっています。それは、年齢、背景、出身地域に関係なくあらゆるファンが集い、素晴らしい試合で盛り上がる空間を、まさに街の中心部で実現することであり、さらに、試合の有無に関わらず、日々、責任ある地域のパートナーとして、シカゴに尽くしていくことでもあるのです」

このスタジアムは、不動産開発会社であるリレイテッド・ミッドウエスト(Related Midwest)社が所有する土地に建設される予定だ。同社は2024年、メジャーリーグ(MLB)のシカゴ・ホワイトソックスの新スタジアムを建設するため、同地をどのように再開発するかを示す一連のコンセプト画像を公開した。シカゴ・ファイアーFCとホワイトソックス、両者の新スタジアムがそれぞれ建設されるのかどうかは現時点では不明だ。

※金額はすべて2025年6月上旬で換算

Copyright: Xperiology/TheStadiumBusiness.com - reproduced with permission.
元記事 - Chicago Fire to build new 22,000-capacity stadium

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