
ベルギーのサッカー、プロリーグ(1部)のロイヤル・アントワープは、本拠地『ボサイルスタディオン』の歴史的なバックスタンドである『トリビューン2』の解体と、仮設スタンド建設工事の実施を発表した。
この工事は2025年5月中旬に開始され、新スタンドは2025年11月の国際試合によるシーズン中断期間までに完成することが見込まれている。費用はクラブによって賄われ、建設費は約1,250万ユーロ(約21億円)を予定している。
完成後、収容人数は1万6,000人から2万1,000人に増える予定だが、その後はさらに、収容人数を3万4,500人まで拡張する協議が行われる。
工事開始に至るまでの数週間、ロイヤル・アントワープはクラブが新スタンドの建設に着手できるよう、さまざまな技術面における許可や実務面の最終調整に取り組んできた。
シーズンチケット保有者は、新スタンドのオープン時、現状確保している席をキープするか、他の席に移るかの優先的選択権が与えられる。現在、クラブのシーズンチケットの待機リストには8,500人のファンが登録している。
トリビューン2は数シーズン前から老朽化しており、2024年10月にクラブが仮設スタンドの建設を申請。クラブはこの仮設スタンド建設によって、試合観戦を希望するファンの待機リストをより短いものにしたいと考えている。
2018年、ロイヤル・アントワープはボサイルスタディオンを改修し、ピッチを取り囲むように3つのスタンドを建て替え、収容人数を2万3,000人に増やす計画を発表した。クラブと土地の所有者間の意見の相違により起工が遅れたが、今回ようやく仮設スタンドの工事が開始されることになった。
※金額はすべて2024年5月上旬で換算
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元記事 - Royal Antwerp to proceed with stadium expansion
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