
ポーランドのサッカー、Iリガ(2部)のオードラ・オポレは、新スタジアムの『イタカ・アレナ』をオープンし、こけら落としでドイツの2.ブンデスリーガ(2部)の1.FCマグデブルクと記念試合を開催した。
イタカ・アレナは1万1,600人を収容する新スタジアムで、これまで『スタディオン・オードラ・オポレ』を使用してきた同クラブの新たなホームスタジアムとなる。

同スタジアムでは、西、東、南スタンドの屋根に約280kWの太陽光発電パネルが設置されるなど、従来のエネルギー源にほぼ依存せずに運営できるような設計変更が、建設段階での調整で実現した。
また、スタジアムのオープンに先立ち、地元の旅行会社であるイタカ(Itaka)社が新スタジアムの命名権を年間75万3000PLN(約2,900万円)で取得したことが発表された。
2025年3月21日、オードラ・オポレは1.FCマグデブルクと記念試合を行い、結果は1-1の引き分けで終わった。1.FCマグデブルクは、オードラ・オポレがこれまで唯一出場した1977-78シーズンのUEFAカップ(当時)の対戦相手だった。
記念試合のキックオフ前には地元アーティストによるオープニングセレモニーが開催され、試合後には、ポーランドが2026年FIFAワールドカップ予選でリトアニアと対戦するテレビ中継をPV観戦する流れとなった。さらにイベントの終わりには、花火による演出も行われた。

完売となった開幕戦だったが、一方で、FCマグデブルクのサポーターによるスタジアム内の破壊行為で、新たな門出が台無しになった。ポーランドのスポーツウェブサイトであるGol24によると、トイレが破損され、手すりにはドイツクラブを宣伝するステッカーや落書きがあったという。
2025年3月25日、イタカ・アレナでは、エリートリーグU20のポーランド対チェコの試合が行われ、ポーランド代表は1-2で敗北した。
※金額はすべて2025年5月上旬で換算
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元記事 - Odra Opole opens Itaka Arena
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