アルゼンチン・サッカー協会(AFA)とブエノスアイレス州は、州都ラ・プラタのエスタディオ・ウニコ・ディエゴ・アルマンド・マラドーナ(以下、「エスタディオ・ウニコ」)をアルゼンチン代表の試合等のイベントで使用する方針に合意した。この合意により、アルゼンチン代表の試合の他、コパ・アルヘンティーナ(国内カップ戦)の準決勝と決勝、そして、南米選手権(コパ・アメリカ)がこのスタジアムで行われることになる。
収容人数5万3,000人のエスタディオ・ウニコは現在、アルゼンチンのサッカー、プリメラ・ディビシオン(1部)のクルブ・エストゥディアンテス・デ・ラ・プラタ(エストゥディアンテス)とクラブ・デ・ヒムナシア・イ・エスグリマ・ラ・プラタ(ヒムナシア)が本拠地として共用しているが、AFAは今後、同スタジアムでアルゼンチン代表の試合を開催する計画を進めているという。
これまで、ほとんどの試合をCAリーベル・プレートの本拠地であるエスタディオ・マス・モヌメンタル(8万6,000人収容)と、ボカ・ジュニアーズの本拠地であるラ・ボンボネーラ(約5万7,000人収容)で実施してきたアルゼンチン代表にとって、新たなホームスタジアムが誕生することになる。
なお、エスタディオ・ウニコはエスタディオ・マス・モヌメンタルよりも収容人数が少ないため、同スタジアムはワールドカップ予選のような注目度の高い試合よりも、親善試合に使われる可能性が高い。
AFAには現在60日間の猶予が与えられており、同協会は2025年のスタジアム改修案を州政府へ提出するための準備を進めている。
AFAのクラウディオ・タピア会長は以下のように述べた。
「私たちはアクセル・キチロフ州知事とともに、男女のA代表やアンダー世代の代表など、すべてのアルゼンチン代表チームがホームと感じるスタジアムの整備に時間をかけて取り組んできました。また、クラブ会員やサッカーファンが長距離移動に多額の費用を費やす必要がないようにしてほしいという、多くのサッカークラブの要望にも応えてきました。
エスタディオ・ウニコ改修計画を始動させるまで、あと60日しかありません。この建設費の負債を返済して一流のスタジアムを手に入れ、サッカー・コミュニティのすべての人々のために試合ができることを願っています」
また、アクセル・キチロフ州知事は以下のように述べた。
「スタジアム改修後の事業計画によれば、まずは今後数年間で何試合か代表戦を開催することが主な目標となっています。クラウディオ・タピア会長協力のもと、これまでも国民に多くの喜びを与えてくれた代表チームを我が州にお迎えできるということは、とても重要なことです。
私たちは今、州都にあるこのスタジアムを、国内の全クラブが羨む最高のスタジアムにしたいと考えています。現在もディエゴ・アルマンド・マラドーナは問題なく稼働していますが、改修や工事を施すことで、とても有望で可能性に満ちた姿を見せてくれるでしょう」
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元記事 - Estadio Único to become 'home of Argentine football'
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