米ホスピタリティ大手のレジェンズ(Legends)社が所有する事業開発コンサルのCSL社は、オクラホマ市に建設が提案されている8,000席の女子プロサッカーのスタジアム建設計画について、市場調査を実施することになったとオクラホマ・シティ・エナジーFCの公式ウェブサイトが報じた。
CSLはこれまで、バルセロナ、エバートン、バレンシア、インテル・マイアミなど、欧米サッカー界のさまざまなクライアントと仕事をしてきた。
プロジェクトを推進するOKC・フォー・サッカー(OKC for Soccer)によれば、この調査は、7,100万ドル(約109億円)を投じたスタジアムでの、"トップクラスのファン体験の開発に役立つ"ものだという。
調査が進む一方で、スタジアムの設計にはポピュラス(Populous)社が起用され、2027年にはスタジアムでプロの女子サッカー興行を開始できるよう準備を進めている。
オクラホマ・シティ・エナジーFCは、USLチャンピオンシップ(米2部相当)に所属しているものの、試合会場を確保できていないという理由で、2021年シーズン以降参戦できていない。
このスタジアムは、オクラホマ市の10億ドル(約1,500億円)の資金援助プログラム『MAPS4』から一部資金援助される。MAPS4は、8年間にわたって市内の16の主要プロジェクトを支援する予定となっている。
OKC・フォー・サッカーのコート・ジェスク会長は以下のように述べた。
「女子サッカーや男子サッカー、大規模なコンサート、その他あらゆるイベントを行うために必要な市街地のスタジアムをオクラホマ市に確保すること、それが我々の役目です。
CSLは世界中でスタジアム体験を推し進めるリーダーであり、最高のチームと仕事をしたい我々にとっては適任です。
私たちは、故郷であるこの街でプロサッカーを蘇らせるため、大きな野望を抱き、大胆に行動しようと努力しています。CSLのようなグローバル・マーケット・リーダーとパートナーシップを組み、さらにレジェンズと世界中にある彼らが手がけてきた事業から重要な学びを得ることは、これからのプロセスにとって好ましいスタートといえるでしょう」
CSLがOKC・フォー・サッカーのために実施するのは、公開市場調査である。
この調査は、同スタジアム建設に関する意思決定に必要な情報を提供するためのものであり、計画における最初のステップであると説明されている。
CSLのベン・リグリー最高執行責任者(COO)は、以下のように述べた。
「CSLは、世界中で500を超えるサッカースタジアム・プロジェクトから学んだことを、オクラホマ市の多目的スタジアムの調査に活かしていきたいと考えています」
2024年1月、オクラホマ市議会は、このスタジアムが米国サッカー連盟(USSF)公認のピッチをもち、男女のプロサッカーを収容できる、市内唯一のスタジアムになると発表した。この周辺エリアが開発されれば、訪問者はレストランや小売店、住宅から新しいエンターメント地区のイベントに徒歩で参加できるようになる。
※金額はすべて2024年11月上旬で換算
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元記事 - CSL to support Oklahoma City women's soccer stadium project
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