豪州のサッカー、Aリーグ(1部)に参入するニュージーランドのオークランドFCが、ウェスタン・スプリングス・スタジアムの球技専用化計画を進めていると報じられた。
ニュージーランドのニュースメディア、Stuffによると、オークランドFCのオーナーであるビル・フォーリー氏、アンナ・モウブレイ氏、アリ・ウィリアムズ氏の構想のもと、ウェスタン・スプリングス・スタジアムを8,000人収容の球技専用スタジアムに改修する計画が進んでいるという。同スタジアムは現在、ラグビーの試合やカーレース、コンサートなどに使用されている。
イングランドのサッカー、プレミアリーグ(1部)のAFCボーンマスのオーナーでもあり、アイスホッケーの北米最高峰、ナショナルホッケーリーグ(NHL)のベガス・ゴールデン・ナイツを設立した米国実業家のフォーリー氏は、2023年11月にAリーグにオークランドのチームを参入させるためのライセンスを取得。フォーリー氏は以前より、オークランドの新スタジアム建設の可能性に関する協議への参加に興味を示していた。
Stuffは、ラグビーの元ニュージーランド代表オールブラックスの選手として活躍したウィリアムズ氏が、ウェスタン・スプリングス・スタジアムの球技専用スタジアム化計画を推進していると報じた。さらに、スタジアムはフットボール優先の施設に改修するだけでなく、フットサルや屋内バスケットコートも併設する予定だという。
オークランド市が所有するウェスタン・スプリングス・スタジアムは現在、ウィリアムズ氏の元在籍チームである、ポンソンビーが使用しているが、チームの賃貸契約は2025年末に満了となっている。ウィリアムズ氏の計画は、オークランド市議会に提出され次第、正式に発表される見込みだ。
一方、オークランド市議会も、同市に最新鋭のスタジアムを建設するための手続きを進めており、2024年5月には、イーデンパーク2.1案とテ・トゥアンガロア/キー・パーク案を選定した。
入札者はいずれも、6ヶ月以内に自己負担で実現可能性調査を完了するよう求められていたが、当初8件ほどあった入札は最終的に4件にまで絞られ、イーデン・パーク・トラストの提案が最有力候補とされた。
オークランドFCの男子チームは2024-2025シーズンからAリーグに参入しており、さらに翌シーズンには女子チームの発足も予定されている。
なお、オークランド市議会の運営組織、タタキ・オークランド・アンリミテッド(Tataki Auckland Unlimited)の一部門であるオークランドFCは2024年7月、同市の地方スタジアムを管理しているオークランド・スタジアムズ(Auckland Stadiums)社と契約を結び、少なくとも最初の5年間は、市内のゴー・メディア・スタジアムで試合をすることに合意している。ただし、練習および運営の拠点はノースハーバー・スタジアムに置かれる。
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元記事 - Auckland FC owners 'draw up plans' for new stadium
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