ブレントフォードFC、ミツバチなどの花粉媒介者を保護するコミュニティ庭園をオープン
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コミュニティ庭園の造園風景
コミュニティ庭園の造園風景 (画像:Brentford FC)

イングランドのサッカー、プレミアリーグ(1部)のブレントフォードFCは、地域コミュニティにおけるサステナビリティ事業の一環で、Gtechコミュニティ庭園をオープンした。

Gtechコミュニティ庭園は、Gtechコミュニティ・スタジアムを訪れるファンや、地域コミュニティの人たちが楽しめるスペースとして設計されている。同スタジアム西側スタンドの階段近くにあるこの庭園は、地域社会の中で自然を育むために造られたもので、ブレンドフォードの環境保全活動の一環でもある。

この庭園の開発にあたっては、2022年7月以来、ブレントフォード・コミュニティ・スタジアムのネーミングライツ・パートナーであるGtech社が支援を行い、ロンドンの自然環境改善を目ざしている独立系ソーシャル・エンタープライズで慈善団体でもあるカルティベイト・ロンドン(Cultivate London)社が設計を担当した。

この庭園には、コガネバナやセイタカアワダチソウなどの約25種類の植物が植えられている。なかにはローズマリーやタイムなど、さまざまな観賞用植物やハーブもあり、加えて数か月後には、リンゴの木の植樹も予定されている。さらに、取り組みの一環として、ブレントフォードの旧スタジアムであるグリフィン・パークの投光器を植物育成用に再利用している。

植物の多くは、ブレントフォードの持続可能性ワーキンググループのファンによって植えられた。このワーキンググループは、ブレントフォードのサポーターズクラブであるビーズ・ユナイテッド、ブレントフォード独立サポーター協会(BIAS)、そして環境危機について知識・関心をもつブレントフォード・サポーターのための独立団体、サステナ・ビーズのファンで構成されており、持続可能性に関する取り組みについて、クラブと定期的に会を開いている。

庭園の様々な植物は、ハナアブや蛾、そして英国や世界全土で減少しているミツバチなど、ポリネーター(花粉媒介昆虫)を引き寄せる。ブレントフォードのニックネームは"ザ・ビーズ(ミツバチ)"であり、今回はミツバチの個体数を保護するため、安全な巣作りを行える単生バチ(群れで生活しないハチ)用の巣箱が作られた。

また、Gtechコミュニティ庭園には、クラブの追悼花壇もある。

追悼庭園の役割も果たしている
追悼庭園の役割も果たしている (画像:Brentford FC)

ブレントフォードFCのサステナビリティ・マネージャーである、ジェームズ・ビール氏は以下のように述べた。

「ライオネル・ロードにあるこのスペースを、誰もが楽しめるコミュニティ庭園に生まれ変わらせることができて嬉しく思っています」

「持続可能な社会を目指す私たちにとって、自然は不可欠なものです。私たちは地域社会のために健全な環境を作りたいと考えていました。この庭園の、ポリネーターを引き寄せる多種多様な植物種は、この考えを支持したものです。

この庭園がどのように発展するかとても楽しみですが、その進化の中心には、いつもファンの存在があります」

Copyright: Xperiology/TheStadiumBusiness.com - reproduced with permission.
元記事 - Brentford supports the bees with Gtech Community Garden

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