イングランドのサッカー、プレミアリーグ(1部)のマンチェスター・シティFCは、本拠地『エティハド・スタジアム』のバーチャルスタジアム構築を含む革新的なデジタルファン体験創出のためにソニーとパートナーシップ契約を締結した。
ソニーの先端技術と世界に広がるマンチェスター・シティのファンベースを活用し、収容人数5万3,000人のエティハド・スタジアムの仮想化など、ファンが参加可能なメタバース構築やデジタルコンテンツ開発に共同でPoC(Proof of Concept=概念実証)を実施していく。
今回のパートナーシップで、マンチェスター・シティはソニーにとって初のスポーツ・イノベーション分野のパートナーとなり、同社は音楽やゲームといった幅広いエンターテインメント業界におけるデジタルファン体験の成功をスポーツ界でも再現したい考えだ。
クラブを所有するシティ・フットボール・グループ(City Football Group=CFG)のヌリア・ターレ最高マーケティング・ファン体験責任者は、ソニーとのパートナーシップについて、ソニーの公式サイトで次のように話した。
「マンチェスター・シティでは、テクノロジーがもたらすより魅力的なクラブ運営の可能性を常に探求し、とりわけ、世界のファンとエンゲージメントを高め、チームをいつも近くに感じてもらえるための取り組みを重要視しています。この度のソニーとのパートナーシップを通じ、これまでにフットボールファンが経験したことが無い没入感や臨場感のあるデジタルエンゲージメント体験を創出するためのプロジェクトに着手できることを大変喜ばしく思っています。最先端のテクノロジーとクリエイティビティでエンタテインメント業界を牽引するソニーと、世界中に広がるマンチェスター・シティのファンコミュニティの共創にぜひご期待ください」
また、ソニーの知的財産、事業開発プラットフォーム担当常務の御供俊元氏は、マンチェスター・シティとのパートナーシップについて次のように話した。
「今回の協業を通じて、ソニーはマンチェスター・シティが自社のコンテンツ価値とファンとのさらなるエンゲージメント向上を目指すことを支援します。ソニーは、オンライン上で世界中のファンとチームを近づけるファン・エンゲージメント・プラットフォームを構築することにより、スポーツエンタテインメント事業の取り組みを加速させ、スポーツ業界にとっての新たな機会創出に貢献してまいります」
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元記事 - Manchester City to form digital Etihad Stadium through Sony partnership
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