AT&Tスタジアム、NFLで初めて次世代型通信テクノロジーの『リレー』を導入
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AT&Tスタジアムに導入されるリレーの通信端末
AT&Tスタジアムに導入されるリレーの通信端末 (画像:Cision)

アメフトの全米最高峰、ナショナル・フットボール・リーグ(NFL)のダラス・カウボーイズの本拠地『AT&Tスタジアム』のホスピタリティ事業を統括するレジェンズ・ホスピタリティ(Legends Hospitality)社は、通信プラットフォームのリレー(Relay)と3年間のパートナーシップ契約を締結した。収容人数8万人の同スタジアムの運営スタッフに、時代遅れのトランシーバーの代替品として音声ファースト技術を駆使した次世代型通信端末を400台以上導入し、運営の効率化を支援する。

各デバイスは227g未満の軽量で、スタジアムの運営スタッフ、VIPエリアの接客スタッフ、管理スタッフなどに支給。Slackのようなクラウドベースの通信により、スタジアム内の約300ヶ所の販売地点や350室のVIPスイートルームで扱う商品等の在庫管理といった業務の円滑化も期待できる。

従来のトランシーバーより小さく軽量だ
従来のトランシーバーより小さく軽量だ (画像:Relay, Inc)

レジェンズ・ホスピタリティのC・T・ナイス上席副社長は、リレーとのパートナーシップについて次のように話した。

「チケット保有者や来場されるお客様に付加価値を提供する技術には、企業として積極的に投資していくことが重要です。

21世紀の顧客ニーズを満たすためには、在庫管理や通信、そしてワークフローの最適化が求められており、360度のサービスソリューション向上を継続していく私たちにとって、リレーはまさに最適なパートナーだと確信しております」

従来のトランシーバーは、送受信可能な範囲やレピーター(中継装置)の有無などに能力が制限される場合が多いが、リレーはWi-Fiまたは4G環境で通話ができるため、スマートフォンでの通信のような会話が可能となる。

また、リレーにはGPSや3Dマッピング、言語翻訳といった機能も備わっており、業務の透明性や認証プロセスの質も向上する。なお、リレーがNFLのスタジアムに導入されるのは、AT&Tスタジアムが初めてとなる。

モバイル端末との相性も良好
モバイル端末との相性も良好 (画像:Relay, Inc)

リレーのバーバラ・シャーナック事業開発&マーケティング戦略担当副社長は、AT&Tスタジアムでの導入について次のように話した。

「今回のパートナーシップにより、リレーが初めてNFLのスタジアムに導入されます。AT&Tスタジアムという象徴的な建物でレジェンズという業界最高峰のホスピタリティ事業者と協働し、ファン体験全般を大きく向上する飲食サービス実現のために、最も洗練された通信技術を提供できることを心から誇りに思っております」

Copyright: Xperiology/TheStadiumBusiness.com - reproduced with permission.
元記事 - AT&T Stadium hospitality boosted by new comms system

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