バスケットボールの北米最高峰NBAのアトランタ・ホークスとチームの本拠地『ステート・ファーム・アリーナ』は、アリーナの廃棄物ゼロ施設化を目指してアルミ製品リサイクル事業世界最大手のノベリス(Novelis)社とパートナーシップ契約を締結した。
ステート・ファーム・アリーナのサステナビリティ・パートナーに就任したノベリスは、アルミニウムの圧延とリサイクルを専門としており、同アリーナがサステナビリティ・保健分野の認証制度である『グリーンビジネス認証』におけるTRUE(Total Resource Use and Efficiency=総合資源利用&効率)ステータスを取得できるよう支援する。
ノベリスはホークスとのパートナーシップを通じ、サステナビリティやリサイクル活動を促進することで、責任ある循環経済の重要性を啓蒙していきたい考えで、イベント主催者に持続可能な運営手法を伝授し、アリーナ内で発生するアルミや他の原料の分別やリサイクル業務も請け負う。
アトランタ・ホークスとステート・ファーム・アリーナのスティーブ・クーニン最高経営責任者(CEO)は、ノベリスとのパートナーシップについて次のように話した。
「ここ2年間で、ステート・ファーム・アリーナはスポーツ&ライブエンターテインメント業界初の廃棄物ゼロ施設化実現に向けて大きく前進しました。
ノベリスはサステナビリティ事業におけるリーダーで、チーム首脳陣への助言、ファンの皆様への情報提供、そして廃棄物ゼロ施設化実現に向けて支援してくれる最適なパートナーだと確信しています」
新たなパートナーシップの下、ステート・ファーム・アリーナの高級スイートレベルは『ノベリス・サステナブル・ワールド・ベランダ・レベル』という呼称になり、各スイートでは利用客にサステナビリティの重要性を伝える活動も行われる。
ノベリス・ノース・アメリカ(Novelis North America)社のトム・ボーニー社長兼執行副社長は、アトランタ・ホークスとステート・ファーム・アリーナとの提携について次のように話した。
「世界最大のアルミリサイクル業者として、私たちはアルミ缶やボトル、カップのリサイクルによる環境保護及び経済的な価値を多くの方々に広めたいと考えております。
アトランタ市内でリサイクルがより身近なものになることを目指し、ステート・ファーム・アリーナで今まで以上に持続可能な包装を導入できることを誇りに思います」
ホークスの試合中には、ステート・ファーム・アリーナ内に設置した堆肥用コンポストやリサイクル用ゴミ箱を適切に使用している来場者を紹介するコーナーも設ける。
アトランタ・ホークスとステート・ファーム・アリーナのソフィ・アルメナキアン持続可能性・運営担当ディレクターは、次のように話した。
「私たちのサステナビリティ事業は、ノベリスのようなパートナーと提携することでさらに高いレベルに昇華すると考えております。私たちはスポーツには単なる競技としてだけでなく、それ以上に社会に大きな影響を与える力があると認識しており、サステナビリティ事業の実施により、常に地域コミュニティのニーズと向き合っていくことが重要だと考えております」
Copyright: Xperiology/TheStadiumBusiness.com - reproduced with permission.
元記事 - State Farm Arena strives for zero waste target
THE STADIUM HUBの更新お知らせはこちらをフォロー
Twitter:@THESTADIUMHUB
Facebook:THE STADIUM HUB