ウスターのシックスウェイズ・スタジアム、教育ハブ化を視野にAEPとテナント契約を締結
ウスターのシックスウェイズ・スタジアム、教育ハブ化を視野にAEPとテナント契約を締結

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シックスウェイズ・スタジアムが教育ハブに
シックスウェイズ・スタジアムが教育ハブに(画像:Sixways Stadium)

イングランドのラグビー、プレミアシップ(1部)の古豪で、2022年に経営破綻で解散したウスター・ウォリアーズの本拠地『シックスウェイズ・スタジアム』は、教育ソリューションを提供するアクセス・エデュケーション・プロビジョン(Access Educational Provision=AEP)社と複数年のテナント契約を結んだことを発表した。

ウスターシャーの若者たちにオーダーメイドの教育ソリューションを提供するAEPは、2024年6月からスタジアムに移転し、毎週月曜から金曜まで営業する。

シックスウェイズ・スタジアムとの契約は、独立系専門学校分野への参入を目指す同社を支援するものだ。AEPは、より多くの参画機会を提供する地域社会と若者たちの接点を増やしていく目的で、スタジアムの担当部署と密に連携していく。

ウスター・ウォリアーズの本拠地『シックスウェイズ・スタジアム』
ウスター・ウォリアーズの本拠地『シックスウェイズ・スタジアム』 (画像:Worcester Warriors)

AEPの共同設立者であるレイチェル・ジンジャー氏とリサ・キャッシュモア氏は、次のように述べた。

「シックスウェイズ・スタジアムは、日常に生き辛さを感じている全ての子どもたちに教育を提供するという、私たちの志が詰まっています。

ここは交通の便が良く、生徒に広々としたスペースとスポーツ設備を提供できる最高のロケーションです。また、カウンセリングやメンタリング、センサリー・ルーム、メンタルヘルスとウェルビーイングを目的としたスポーツ講習など、より専門的なプログラムを導入する機会もあります。さらに、スペースが広くなったことにより、生徒の就職や進学に関する進路相談など、より優れたサービスを提供することも可能になりました」

また、シックスウェイズ・スタジアムのコマーシャル・ディレクターであるローラ・ナッパー氏は、次のように述べた。

「私たちはAEPの皆さんと一緒に働けることや、安全で画期的なスペースを子どもたちの学びのために提供できることをとても楽しみにしています。スタジアムが地域にとって有意義な活動のために利用されるのは素晴らしいことです。

私たちは、シックスウェイズ・スタジアムをにぎやかな会議やイベント会場、そしてスポーツ施設として提供するだけでなく、地域社会にとってインパクトのある変革を支援できる場にしたいとも考えており、レイチェルやリサをはじめとするチームからは、本当に良いインスピレーションをもらうことができています」

ウォリアーズが財政破綻してプレミアシップから追放された2022年以来、シックスウェイズ・スタジアムでは、15人制ユニオン式ラグビーのプロの試合は開催されていないが、スタジアム内のミーティングやカンファレンス、イベント用スペースの運営は継続され、サッカーのヘレニック・リーグ・プレミア・ディビジョン(9部)のウスター・レイダーズFCやウスター・シティFCの試合も開催された。

ウォリアーズを復活させ、シックスウェイズ・スタジアムでラグビーのトップリーグ興行を再開する計画が進行する中、2024年4月、チームとスタジアムを所有する企業に対し、プレパッケージ型民事再生の手続きが開始された。

Copyright: Xperiology/TheStadiumBusiness.com - reproduced with permission.
元記事 - Sixways Stadium to become educational hub

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