米国のサッカー、メジャーリーグ・サッカー(MLS=1部)のフィラデルフィア・ユニオンは、本拠地『スバル・パーク』の命名権スポンサーである北米スバル(Subaru America)社とのパートナーシップで、米国のサッカースタジアムとしては初となる廃棄物の最終処分(埋立)ゼロを達成した。
日本の株式会社SUBARUの子会社である北米スバルが確立した埋立ゼロ方針により、スバル・パークで開催されるフィラデルフィア・ユニオンの試合で発生するごみは削減、再利用、またはリサイクルされ、年間で約162トンの廃棄物の埋立回避を実現する。
北米スバルのマーケティング担当上席副社長、アラン・ベスケ氏は、フィラデルフィア・ユニオンとのパートナーシップについて次のように話した。
「フィラデルフィア・ユニオンとのパートナーシップが決まったとき、私たちは幅広いフィラデルフィア地域の皆様のお役に立てる活動をしようと誓いました。今回、スバル・パークがMLSスタジアム初となる廃棄物の埋立ゼロを達成できたことを誇りに思います。
SUBARUでは弊社の埋立ゼロ活動を多くの方々と共有できることを誇りにしており、今回の成功が世界中のスタジアムが持続可能な運営方法を採用するきっかけになることを願っています」
スバル・パークでは埋立ゼロ達成に向け、各来場者のごみをリサイクルにより削減する方法を実施。スタジアムで発生するごみの状況を客観的に評価、調査し、収容人数1万8,500人の同スタジアムにリサイクルや生分解が可能な代替品を積極的に導入することで、従来のプラスチックカップだけでも年間21.3トン削減することに成功した。
スバル・パークではリサイクル、堆肥化、その他のごみを分別する『Max-R』ボックスを100個設置し、来場者がごみを適切に分別できる環境を整備した。
また、施設管理会社のスペクトラ(Spectra)社も新しいごみ箱を設置し、分別されたごみが適切にリサイクルおよび処理されるように従業員の研修を実施した。
フィラデルフィア・ユニオンのティム・マクダーモット会長は、スバル・パークでの埋立ゼロ達成について次のように話した。
「クラブのパートナーである北米スバルとの提携で、この素晴らしい偉業を達成できたことを心から誇りに思っております。北米スバルとの協働を通じ、スバル・パークで発生したごみを削減、再利用、リサイクルすることで、来場者の皆様やサッカーコミュニティが環境への負荷を減らすお手伝いができると確信しております。
北米スバルは、スバル・パークをMLS全体のロールモデルへと昇華させたことで、サステナビリティ分野のリーダー企業の地位を確立したといえるでしょう」
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元記事 - Zero landfill status for Subaru Park
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