オランダのサッカー、エールディビジ(1部)のAFCアヤックス、欧州サッカー連盟(UEFA)、シティ・フットボール・グループ(CFG)は、企業にスマートソリューションの開発を呼びかける『Reimagine Football』を共催する。2022年開催の第1回大会では、サッカーの試合運営における脱炭素化を促進するソリューションの発案が求められる。
勝者のソリューションは、2022年初頭からアヤックスの本拠地『ヨハン・クライフ・アレナ』やザイストにあるオランダ・サッカー協会(KNVB)のKNVBキャンパスに試験導入する。
アヤックスは声明の中で、モビリティや廃棄物処理といった分野のサステナビリティ・ソリューションを期待していると述べた。
クラブによると、世界でも最も持続可能なスタジアムとして知られるヨハン・クライフ・アレナも複数の課題に直面しており、年間に発生する286トンの廃棄物のうちの60%以上を再利用できていない現状から、廃棄物の回収や処理のプロセスが今まで以上に循環型になる方法を模索しているという。
また、アヤックスの広報担当者は、Reimagine Footballの意義について次のように話した。
「スタジアムに来場するファンの皆様やクラブ施設に通勤する選手やスタッフの二酸化炭素排出量をどうやって削減するか。スタジアムやクラブ施設内外で発生する廃棄物量をどうやって削減し、回収や処理のプロセスを循環型にしていくか。これらの課題を解決するソリューションは、スタジアムに来場するお客様の試合体験を損ねるものではなく、むしろ今まで以上に快適なものにすると考えています」
Reimagine Footballによると、今回のヨハン・クライフ・アレナでのサステナビリティソリューション開発コンペは全3回開催される大会の第1回大会で、今後数年間でファン体験、スポーツ参加と能力向上を題材とした第2回および第3回大会も開催していくという。
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元記事 - Ajax to test sustainability innovations
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