米飲料大手のペプシコ・ビバレッジズ・ノースアメリカ(PBNA)社は、アイスホッケーの北米最高峰、ナショナル・ホッケー・リーグ(NHL)のシアトル・クラーケンおよびその本拠地『クライメート・プレッジ・アリーナ』とパートナーシップ契約を締結した。
PBNAは、クライメート・プレッジ・アリーナにおける炭酸ソフトドリンク、水、スポーツドリンク、エナジードリンク、紅茶、ジュース等の独占販売権を獲得したと同時に、エコ包装の導入、2024年までの使い捨てプラスチックの完全撤廃、 2040年までにCO2排出量ネットゼロを達成するための温暖化ガス排出量の定期報告、脱炭素戦略の実施、他の排気物質の中和などを実施することが盛り込まれた契約内容に合意した。
また、今回のパートナーシップを記念し、再生素材で作られた特別ラッピング仕様のシアトル・センター・モノレールの『ペプシ・ゼロ・シュガー・エクスプレス(Pepsi Zero Sugar Express)』も登場した。
PBNAのクローディア・カルデロン西部地区マーケティング担当バイスプレジデントは、新たなパートナーシップについて次のように話した。
「賑やかな都市であるにかかわらず、何十年にもわたってコミュニティとサステナビリティを生活における最も大事な価値として位置付けてきたシアトルは、米国でも最も象徴的な都市のひとつといえるでしょう。
クライメート・プレッジ・アリーナの一番新しい仲間で、シアトル・クラーケンの熱狂的なファンでもあるPBNAは、チームやコミュニティにとって重要な価値を大事にしつつ、試合開始から終了まで、ファンの皆様に最高のアリーナ体験を提供したく思っております」
1万7,000席のクライメート・プレッジ・アリーナは、2021年10月下旬のコールドプレイのコンサートで正式にオープンし、翌日のシアトル・クラーケン vs バンクーバー・カナックスの一戦が初戦となった。
なお、シアトルに本社を置くAmazon社は2020年に同アリーナのネーミングライツ(命名権)を獲得したが、施設名に社名やブランド名を命名する慣例を踏襲せず、2040年までのCO2排出量ネットゼロを目指して同社とグローバル・オプティミズム(Global Optimism)が2019年に共同で立ち上げた企業参加型環境活動の『クライメート・プレッジ(Climate Pledge)』を施設名に採用した。
Copyright: Xperiology/TheStadiumBusiness.com - reproduced with permission.
元記事 - Sustainability to the fore as PepsiCo signs Climate Pledge Arena deal
THE STADIUM HUBの更新お知らせはこちらをフォロー
Twitter:@THESTADIUMHUB
Facebook:THE STADIUM HUB