シアトル・マリナーズが旧ビール工場を改修して試合日の飲食施設として活用
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リノベーション後の新施設のイメージ
リノベーション後の新施設のイメージ (画像:Seattle Mariners)

野球の北米最高峰、メジャーリーグ・ベースボール(MLB)のシアトル・マリナーズは、本拠地『T-モバイル・パーク』に隣接する旧ピラミッド・ブルワリー醸造所の長期リース契約に署名した。ゲームデー体験向上のために250席のレストランやビールパブ、結婚式、パーティ、集会等を開催可能な800人収容の屋内イベントスペースなどを含む多目的施設へと改修し、2022年7月オープンにする予定。

新施設は、T-モバイル・パークとアメフトの全米最高峰、ナショナル・フットボール・リーグ(NFL)のシアトル・シーホークスの本拠地『ルーメン・フィールド』でのイベント開催時にオープンする予定で、目玉の一つとなるビールパブは、ワシントン州初の黒人経営の醸造所として知られるメティエール・ブルーイング社(Metier Brewing)のロドニー・ハインズ共同創業者兼CEOが運営する『スティールヘッズ・アリー(Steelheads Alley)』が出店する。

新施設の内装イメージ
新施設の内装イメージ (画像:Seattle Mariners)

他にも、女性やBIPOC(黒人、先住民、有色人種)の実業家が経営する会社を支援するコミュニティ施設の整備も検討されており、このプロジェクトの施工業者として参加するアンダーセン・コンストラクション(Andersen Construction)社と設計・リノベーションのコンサルティング業務を担当するSHKSアーキテクツ(SHKS Architects)社の2社も、マリナーズが設定した割合の女性およびBIPOC所有の事業者がプロジェクトに参加できるように各業務を振り分ける。

建築許可の申請はシアトル建設・査察局に提出済みで、現在は旧醸造所の内装解体作業が進んでいる。マリナーズは、2022年7月、8月までに新施設が完成することを目標としている。

シアトル・マリナーズのフレッド・リヴェラ執行役副社長兼法務顧問は、旧醸造所の改修プロジェクトについて次のように話した。

「旧醸造所はT-モバイル・パークの目の前の空き物件で、そのような場所をリースして改修することは、スタジアム周辺地域の健全性と経済活性化への投資となります。

マリナーズは、地域全体に有益な経済効果を実現するエリア開発を計画しており、2020年春から空き物件となっていたこの素晴らしい立地の建物を再生することで、長期的な利益を生み出せると考えております」

旧醸造所の建物は1914年に鉄道会社の倉庫として建てられ、1995年にハート・ブルーイング社が購入。ピラミッド・ブルワリー&エールハウスとして運営していたが、新型コロナの影響で2020年5月に倒産して閉鎖されていた。

Copyright: Xperiology/TheStadiumBusiness.com - reproduced with permission.
元記事 - Mariners to develop Pyramid Brewery space next to T-Mobile Park

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