アメフトの全米最高峰、ナショナル・フットボール・リーグ(NFL)のアトランタ・ファルコンズは、本拠地『メルセデス・ベンツ・スタジアム』に海洋生分解性ストローとマドラーを導入するため、ウィンカップ(WinCup)社とパートナーシップ契約を締結した。
ウィンカップのphade®製品は世界初の海洋生分解/土壌生分解、堆肥化が可能な代替プラスチックでできており、持続可能な施設を目指すメルセデス・ベンツ・スタジアムの運営方針に合致する製品として導入が決まった。
ウィンカップは、同社のphade®製品が紙や植物由来のポリ乳酸(PLA)製ストローの耐久性などの課題を解決するもので、今回のメルセデス・ベンツ・スタジアムとのパートナーシップは、使い捨て石油製品に替わる選択肢を求める消費者の声を反映するものだとしている。
メルセデス・ベンツ・スタジアムを運営するAMBスポーツ&エンターテインメント(AMB Sports and Entertainment)社のメイス・アルイア企業パートナーシップセールス担当バイスプレジデントは、phade®製品の導入について次のように話した。
「スポーツ施設における入場者制限が緩和され、初めてスタジアムに来られるお客様やリピーターのファンの皆様をお迎えするにあたり、当スタジムはお客様の健康と私たちが共生するこの地球の健康を守ることに全力を尽くします。
そのような取り組みの一環で、メルセデス・ベンツ・スタジアムではプラスチック汚染危機に対処するためにphade®のストローやマドラーを導入することとなり、大変嬉しく思っております」
また、ウィンカップのマイケル・ウィンタース社長兼最高収益責任者(CRO)は次のように話した。
「スポーツ界最高のエコリーダーを目指しているアトランタ・ファルコンズとパートナーシップを組むこととなり、非常に嬉しく思っております。今回のスポンサーシップをきっかけに、まずはアトランタから私たちの持続可能で意義のあるソリューションをチームや施設、リーグ、そのしてファンの皆様にお届けしていきたいと思っております。
世界規模のプラスチック汚染削減のため、phade®製品のような環境配慮型商品が、今後もスポーツ界や米国、そして世界中のコミュニティに幅広く使用されることを願っています」
ジョージア州ストーン・マウンテン市に本社を置くウィンカップは、2020年9月にロサンゼルスの国際民間投資会社のアタール・キャピタル(Atar Capital)社に買収されたばかりだ。
なお、メルセデス・ベンツ・スタジアムは世界で初めてLEEDプラチナ認証を取得したプロスポーツ施設で、サッカーの北米最高峰メジャーリーグ・サッカー(MLS)のアトランタ・ユナイテッドも本拠地としている。LEED(Leadership in Energy and Environmental Design=エネルギーおよび環境設計におけるリーダーシップ)認証は、米国グリーン建築評議会(US Green Building Council)が開発し、世界で最も幅広く使われているグリーン建築評価システムだ。
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元記事 - Mercedes-Benz Stadium steps up green ambitions with WinCup deal
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