TV番組の司会者を務めるジョン・タファー氏はアメフトの全米最高峰、ナショナル・フットボール・リーグ(NFL)のワシントン・フットボールチームとパートナーシップ契約を結び、チームの本拠地『フェデックス・フィールド』内に同氏が経営する人気レストランチェーン『タファーズ・タヴァン(Taffer's Tavern)』のサテライト店を出店した。
タファーズ・タヴァンは急成長中の人気レストランチェーンで、2021年9月上旬のLAチャージャーズ戦(26-20で敗戦)でフェデックス・フィールドのクラブ・レベルにオープンした店舗は、同チェーン初のサテライト店となる。2021-22年シーズンのホーム開幕戦となったLAチャージャーズ戦に間に合うよう、タファーズ・タヴァンは2週間以内で店舗を準備した。
タファー氏自身がホスピタリティ業界で10年以上の経験を有しており、また、タファーズ・タヴァンが換気扇や通気口を必要としない簡易導入可能な厨房コンセプトや最新の調理技術を用いていることから、サテライト店でも他のフランチャイズ店と変わらない質を提供できるという。
フェデックス・フィールドのホスピタリティ・パートナーであるレヴィ(Levy)社のホスピタリティ担当バイスプレジデント、ボブ・マークス氏は、タファーズ・タヴァンの店舗出店について次のように話した。
「タファーズ・タヴァンとのパートナーシップは、フェデックス・フィールドにおけるファン体験のレベルをさらに上げるものです。タファーズ・タヴァンは、多くのファンがスタジアム環境で安心して美味しいと感じる独自のフードメニューを提供してくれます。
また、タファーズ・タヴァンは、スタジアムやアリーナといった大型スポーツ施設における最適かつ効率的な運営手法を用いるため、若く現代的なスポーツファンの皆様の期待にもしっかりと応えられるソリューションを提供できます」
タファー氏は、タファーズ・タヴァンを立ち上げる際に、真空調理法を専門とするクイジン・ソリューションズ(Cuisine Solutions)社にメニュー開発と厨房設計のサポートを依頼。現在は、ワシントンD.C.とノーザン・バージニアの人気エリアで複数のレストランを運営している。
様々な場所で活用できる真空調理法は、急成長しているレストランチェーンのフランチャイズ(FC)オーナーにとって理想的な調理法といえる。タファーズ・タヴァンの最新式の厨房で使用している最先端の真空調理法により、下ごしらえや食材の取り扱いは最小限のものになり、キッチンスタッフの準備作業を削減できるほか、換気扇や通気口が必要ないということも特筆すべき点だ。
また、革新的かつ簡素化された調理法を用いることで、経験の浅いキッチンスタッフでも従事でき、さらに調理時間も通常の厨房と比較した場合、50~90%削減可能だという。
さらにタファー氏は、新たなブランドが確実に成長していけるよう、ファイブ・ガイズ・バーガーズ&フライズ(Five Guys Burgers and Fries)やQDOBAメキシカン・グリル(QDOBA Mexican Grill)といったレストランチェーンのブランド戦略を手掛けたフランチャイズ開発会社のフランスマート(Fransmart)社とパートナーシップを結んだ。
そのフランスマートのダン・ロウイー最高経営責任者(CEO)は、タファーズ・タヴァンがフェデックス・フィールドにサテライト店を出店したことについて次のように話した。
「タファーズ・タヴァンは、常に洗練された質の高い食事メニューを素早く提供でき、まさにエンターテインメント地区における完璧なレストランコンセプトを実践しているといえるでしょう。
今回のフェデックス・フィールドのサテライト店についても、準備期間が極めて短かかったのにもかかわらず、換気扇や通気口を必要としない厨房のコンセプトがスタジアム環境に最適だったと感じており、今後も他のイベント施設や競技場、空港など、通常のレストラン運営とは異なる形態で店舗を出店する機会は増えると思います」
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元記事 - FedEx Field introduces innovative F&B concept
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