イングランドのサッカー、ナショナルリーグ・サウス(6部)のエブスフリート・ユナイテッドFC は、アイルランドの不動産投資ディベロッパーのランドマーク・プロパティ・グループ(Landmarque Property Group)社とのパートナーシップ契約を通じ、収容人数8,000人の新スタジアムを建設する計画を発表した。
新スタジアムはテムズ川沿いのノースフリート港付近、約16.2万m2の広さのウォーターフロント再開発事業の中核施設として建てられる予定だ。この再開発事業により、建設における徒弟制度の活用をはじめとする人材確保や建材供給等のサービス部門、小売やレジャー部門など、3,000におよぶ新規雇用の創出が見込まれている。
新スタジアム以外にも住宅や店舗、カフェ、オフィス、医療サービス施設、コミュニティ施設、3kmを超える長さの遊歩道やサイクリングロードなどが整備され、エリア一帯でウォーターフロントとしての特徴や文化遺産としての意義を伝える計画となっている。
エブスフリート・ユナイテッドは現在、収容人数約4,700人のストーンブリッジ・ロード・スタジアムを本拠地としている。2022年夏には、新スタジアムおよびウォーターフロント再開発事業の概要が地域コミュニティに対して開示され、その後地域住民との意見交換の場が設けられる。
ウォーターフロント再開発事業を推進するノースフリート・ハーバーサイド(Northfleet Harbourside)の広報担当者は、新スタジアムを中核とした計画について次のように話した。
「グレイブシャム自治区に、エブスフリート・ユナイテッドの新スタジアムを中核とする、わくわくするような再開発事業を提案できることを嬉しく思っております。
ストーンブリッジ・ロード・スタジアムはクラブやサポーターの皆様にとって特別な場所であり、近年求められているスタジアム安全基準の遵守はもちろんのこと、クラブの長期の安定性を確保するためにも、本拠地スタジアムへの継続的な投資が必要不可欠です。
新スタジアムは最上級のホスピタリティ施設やケータリングサービス、サポーターの皆様が選択できる豊富な席種、そしてスポーツ医療施設の新設など、地域コミュニティに利益をもたらす施設となるでしょう。地域にお住いの皆様や地元でビジネスをされている方々のご意見を聞かせていただけることを楽しみにしております」
ノースフリート・ハーバーサイドは地域コミュニティとの意見交換と再開発事業の基本計画策定後、2022年末までにグレイブシャム自治区議会に区域開発申請を提出したい考えだ。
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元記事 - Ebbsfleet United planning new 8,000-capacity stadium
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