北米の賭博ゲーム事業グループのシーザーズ・エンターテインメント(Caesars Entertainment)社は、2022年初めに野球の北米最高峰、メジャーリーグ・ベースボール(MLB)のアリゾナ・ダイヤモンドバックスの本拠地『チェイス・フィールド』にオープン予定のスポーツバーの完成イメージを公開した。
新たにオープンする『シーザーズ・スポーツブック・アット・チェイス・フィールド(Caesars Sportsbook at Chase Field)』は、延べ床面積約1,858m2の広さの2階建て施設になる予定で、2フロアのスポーツギャンブルエリアやフルサービスのカウンターバー、VIPラウンジなどが整備され、屋内および屋外のテーブル席ではバラエティに富んだ飲食メニューが提供されるほか、約139m2の大型スクリーンが屋内外に設置される。
シーザーズ・スポーツブック・アット・チェイス・フィールドは、チェイス・フィールドに隣接する『ゲーム7グリル(Game 7 Grill)』にオープンする。チェイス・フィールドで試合観戦中のファンは入場できないが、シーザーズ・スポーツブックの専用モバイルアプリでベットする(賭ける)ことは可能だ。
シーザーズ・エンターテインメントは、新スポーツバーは試合が開催される興業日(ゲームデー)だけでなく通年営業する予定で、チェイス・フィールドで開催されるいかなるスポーツイベントにも対応できるよう、フレキシブルな営業時間を設定するとしている。
なお、シーザーズ・スポーツブック・アット・チェイス・フィールドは2022年までオープンしないが、アリゾナ州でスポーツギャンブルが解禁される2021年9月上旬以降、チェイス・フィールドの5ヶ所の券売所がベッティング専用窓口となるため、ファンは球場でスポーツベッティングに興じることができるようになる。有人窓口でベットできるMLB球場はチェイス・フィールドが初。また、広場の北側には5基の仮設ベッティングキオスクが設置されているため、ファンはそちらでベットすることも可能だ。
シーザーズ・デジタル(Caesars Digital)社のエリック・ヘシオン共同社長は、チェイス・フィールドにオープンするスポーツバーについて次のように話した。
「新たにオープンするシーザーズ・スポーツブック・アット・チェイス・フィールドは、すべてのお客様を王族のようにおもてなしするというシーザーズのブランド理念を実現する場所になります。
今回公開した完成イメージはこの素晴らしい新施設の魅力をご紹介するものですが、実際にスポーツバーがオープンした暁には、さらに多くのお楽しみをアリゾナの皆様に体験していただけるので、正式なオープニングが待ち遠しくて仕方ありません。スポーツベッティングに興じられる方もそうでない方も、シーザーズ・スポーツブック・アット・チェイス・フィールドだけの素晴らしい体験をぜひご満喫いただきたく思っております」
また、アリゾナ・ダイヤモンドバックスのデリック・ホール社長兼最高経営責任者(CEO)は次のように話した。
「シーザーズ・スポーツブック・アット・チェイス・フィールドは、フェニックス市のダウンタウンを代表する高級ベッティング&エンターテインメントの名所になるでしょう。
ダイヤモンドバックスのファンやアリゾナ州にお住いの皆様、そして州外から来られる訪問客の皆様も、スポーツギャンブルをされるかどうかは別として、まずはこの最先端のスポーツバーでお気に入りの試合やチームを応援しながら、上質なお食事、スポーツベッティング、ホスピタリティ体験をお楽しみいただきたいと思います。1年中お楽しみいただけるシーザーズ・スポーツブック・アット・チェイス・フィールドは、アリゾナ州のスポーツ観戦体験を大きく変える場所になるでしょう」
シーザーズ・エンターテインメントは、アリゾナ・ダイヤモンドバックスのオフィシャル・コーポレート・パートナーであると同時に、MLBのオーソライズド・ゲーミング・オペレーターとして複数年契約を締結している。また、同社は2021年7月にアメフトの全米最高峰、ナショナル・フットボール・リーグ(NFL)のニューオーリンズ・セインツの本拠地『シーザーズ・スーパードーム』と20年間のネーミングライツ(命名権)契約を結んだばかりだ。
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元記事 - Caesars unveils Chase Field sports bar plans
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