バイエルンとSKIDATA、有観客興行再開のアリアンツ・アレーナに新たな入場ソリューションを導入
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『グリーンパス』の3G認証自動スキャナー
『グリーンパス』の3G認証自動スキャナー (画像:SKIDATA)

ドイツのサッカー、ブンデスリーガ(1部)のFCバイエルン・ミュンヘンは、2021年8月下旬に本拠地『アリアンツ・アレーナ』で開催された2021-22年シーズンのホーム開幕戦で、すべての入場口で自動3Gチェック装置を導入したと発表した。クラブは、これをブンデスリーガ初の試みとしている。試合はホームのバイエルンが3-2で1.FCケルンに勝利した。

アリアンツ・アレーナに導入されたのは、クラブのパートナー企業で、アクセスソリューション開発大手のSKIDATA社製の自動3Gチェック装置で、入場客の3G認証(ワクチン接種済み、感染後に回復済み、またはPCR検査による陰性証明発行済みを証明する認証)をスキャンする。

入場客はまず、スタジアムの手荷物検査所で試合の入場券と(ワクチン接種証明や陰性証明などの)新型コロナ関連の証明書を提示。その後、入場ゲートで入場券と『CovPass』アプリまたは『Corona-Warn-App』に保存したQRコード形式の3G認証をスキャンすることでスタジアムに入場できるようになる仕組みだ。

この日、電子証明書でなく、書面の証明書のみを持参した来場客には、スタジアムの運営スタッフが認証用QRコードを提供した。なお、この試合の入場者数は2万人が上限として設定されていたが、バイエルン州政府は2021年8月下旬、アリアンツ・アレーナの入場者数の上限を2万5,000人に引き上げたことを発表した。

SKIDATAは、バイエルンのように来場客が入場券と新型コロナ関連の認証を直接セルフスキャンして入場するシステムは世界初としている。

FCバイエルン・ミュンヘンのチケッティングサービス・警備・施設管理担当部長、オリバー・メスターラー氏は、新たなシステムの導入について次のように話した。

「SKIDATAとFCバイエルン・ミュンヘンが共同開発した新ソリューションの『グリーンパス(Green Pass)』のおかげで、ホーム開幕戦の入場に関しては問題は全くありませんでした。

トラブルは一切生じず、まさに完璧でした。グリーンパスのおかげで、私たちのスタジアム運営は最先端技術を使っているといえます。他のスタジアムでよく耳にする入場ソリューションは、多くの運営スタッフに手動スキャナーを持たせるもので、私たちにとっては持続可能な運営手法ではありませんでした。画期的な最新ソリューション開発において、私たちはSKIDATAに全幅の信頼を寄せています」

SKIDATAは現在、同様のソリューションの導入を欧州連合(EU)加盟国および非EU加盟国で展開中だ。

Copyright: Xperiology/TheStadiumBusiness.com - reproduced with permission.
元記事 - Bayern sets first as fans return to Allianz Arena

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