メルセデス・ベンツ・スタジアムの親会社が新たにベンチャーファンドを設立
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アトランタのメルセデス・ベンツ・スタジアム
アトランタのメルセデス・ベンツ・スタジアム (画像:Mercedes-Benz Stadium)

アメフトの全米最高峰、ナショナル・フットボール・リーグ(NFL)のアトランタ・ファルコンズ、野球の北米最高峰、メジャーリーグ・サッカー(MLS)のアトランタ・ユナイテッド、そして両チームの本拠地『メルセデス・ベンツ・スタジアム』の親会社であるAMBスポーツ&エンターテインメント(AMB Sports and Entertainment)社は、ファンエンゲージメントや企業パートナーシップといったスポーツビジネス分野の起業家やスタートアップ企業への投資を促進するため、新たなベンチャーファンドのAMBSEベンチャーズ(AMBSE Ventures)社を立ち上げた。AMBスポーツ&エンターテインメントのスティーブ・キャノン最高経営責任者(CEO)が新会社の社長を兼任する。

AMBSEベンチャーズは、同社の投資対象領域として、ファンエンゲージメント、スポーツパフォーマンス&アナリティクス、ライブイベント運営、新興スポーツ&エンターテインメント、そしてメディア&企業パートナーシップの5つの分野を選んだ。

ファンエンゲージメント分野については、テレビとモバイル端末を連携させるセカンドスクリーン機能や仮想現実(VR)、スポーツベッティング、ファンタジースポーツなど、スポーツクラブやリーグ、またはスタジアムやアリーナといったベニューと提携してファンエンゲージメントの可能性を広げるツールやサービスの開発にフォーカスする。

スポーツパフォーマンス&アナリティクス分野は、選手の育成や成長、怪我の予防、パフォーマンストラッキングなどに関する新技術の開発、ライブイベント運営分野はイベント運営やファンのイベント体験を向上するための技術ソリューションの開発にフォーカスする。

新興スポーツ&エンターテインメント分野では、eスポーツやスポーツベッティング、モバイルゲーミング、コンテンツ管理といった領域におけるコンテンツ、プラットフォーム、エンゲージメントソリューションの開発に投資を集中させる。そして、メディア&企業パートナーシップ分野は、ファン向けおよびファンとメディアやスポンサー企業を繋げるデジタルメディアツールやプラットフォームの開発にフォーカスする。

AMBスポーツ&エンターテインメントは、AMBSEベンチャーズがスタートアップ企業や起業家に独自の優位性を提供する手段になることを期待している。

AMBスポーツ&エンターテインメントのスティーブ・キャノン最高経営責任者(CEO)は、AMBSEベンチャーズの設立について次のように話した。

「AMBSEベンチャーズは、ファンエンゲージメントや顧客エンゲージメント分野で数十年の経験と実績を持つ弊社のイノベーション専門チームの進化形態になります。

私たちは、当社の各チームのファンの皆様、そしてスポーツ&エンターテインメント業界の他のスポーツクラブや企業、地域コミュニティの皆様に新たなチャンスを提供するイノベーションの最前線を目指しております。スポーツ&エンターテインメント業界全体に変革をもたらすゲームチェンジャーとなるイノベーションを生み出すため、当社と同じような価値観、そしてビジョンを共有する起業家の方々を見つけたいと思っております」

メルセデス・ベンツ・スタジアムは2017年に開場した7万1,000席の球技専用スタジアムで、2019年3月にNFLおよびMLSのスタジアムとして初めて完全キャッシュレス化モデルを導入した。

Copyright: Xperiology/TheStadiumBusiness.com - reproduced with permission.
元記事 - AMB Sports and Entertainment launches new venture fund

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