アメフトの全米最高峰、ナショナル・フットボール・リーグ(NFL)のニューイングランド・ペイトリオッツの本拠地『ジレット・スタジアム』が新たにキャッシュレス決済システムを導入した。2021年シーズンでは、2019年のポストシーズン以来となる有観客興行が予定されており、ファンやサポーターたちの帰還に合わせてキャッシュレス化を実施する。なお、ワクチン未接種の来場客にはマスク着用が求められる。
ペイトリオッツは2021年8月上旬、プレシーズン戦として同じくNFLのワシントン・フットボール・チーム(元ワシントン・レッドスキンズ)を迎え撃つが、新型コロナウイルス(COVID-19)感染防止策としてスタジアムのキャッシュレス化を含む新たな施策を導入。2021年シーズン中は、モバイル端末上の電子チケットによる入場のみ利用可能となる。
電子チケットについては、ジレット・スタジアム・アプリをダウンロードすることで、入場ゲートを非接触(コンタクトレス)で通過できるようになるほか、他者へのチケットの譲渡も簡単にできるようになる。
スタジアム自体がキャッシュレス化されるため、売店ではデビットカードやクレジットカード、電子ウォレットやスマートウォッチによる電子マネー決済が利用可能となる。現金しか持ち合わせていない来場客は、スタジアム内に設置されたカード販売機で現金を決済用VISAカードのクレジットに両替することができる。
ニューイングランド・ペイトリオッツは、入場要件について次のように声明を出した。
「ワクチン接種は入場要件には含まれませんが、チケットを保有するすべてのお客様について、ゲームデーの過去14日以内に新型コロナ陽性者となったお客様、ゲームデーの過去14日以内に新型コロナ感染者の濃厚接触者となったお客様、またはゲームデーの過去48時間以内に新型コロナの症状を経験したお客様は、入場をお断りさせていただくということに同意していただきます。また、ジレット・スタジアムで開催されるイベントに来場されるお客様で、ワクチン未接種の方にはマスクの着用が求められます」
ジレット・スタジアムではNFLの新シーズン開幕に先立ち、南エンドゾーンのコンコースを飲食ハブとチーム公式グッズを販売するプロショップに改修するなど、いくつかのアップグレード工事が実施された。
また、以前のものより70%大きい、高さ約16m x 幅67mのダクトロニクス(Daktronics)社製巨大ビジョンも設置された。
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元記事 - Gillette Stadium goes cashless for return of Patriots fans
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