女子バスケの全米最高峰、WNBAのニューヨーク・リバティは、本拠地『バークレイズ・センター』内に新たに整備したチームロッカーと選手用ラウンジなどの詳細を公開した。このチームエリアは約557.4m2の広さで、女性が求める快適性や利便性を念頭に、ショウマット・デザイン&コンストラクション(Shawmut Design and Construction)社とジェネレーター・スタジオズ(Generator Studios)社の女性スタッフで構成されたチームによって考案、設計された。
ニューヨーク・リバティは2018~19年までウェストチェスター・カウンティ・センターを本拠地としていたが、新型コロナウイルス感染拡大の影響で2020年シーズンがフロリダ州のWNBAバブルでの集中開催となったため、バークレイズ・センターを本拠地とするのは2021年5月に開幕したWNBAの2021年シーズンが初めてのこととなる。新たなチームエリアはメインコートの近くに位置し、チームロッカーや選手用ラウンジ、シャワーやバスルーム、そして更衣室やパウダールームで構成されている。
リバティは今回のプロジェクトで、人間工学に基づく高性能ライフスタイル製品の開発、製造におけるトップ企業のヒューマンスケール(Humanscale)社と協業。同社は「機能的かつ美しいデザイン」の空間を創るために、リバティのチームロッカーやラウンジエリアにふさわしい製品を慎重に選択した。
ニューヨーク・リバティのカイア・クラーク最高経営責任者(CEO)は、新たなチームエリアが完成したことを次のように歓迎した。
「世界最高レベルのスポーツ選手のチームには、世界最高レベルのチームスペースこそが相応しく、ショウマットとジェネレーター・スタジオズはまさにリバティに相応しい最高のロッカールームを創ってくれました。リバティは、今後も組織全体であらゆる場面における女性の地位向上を目指す考えで、今回の改修プロジェクトもその方針に則ったものです」
また、ショウマット・デザイン&コンストラクションのニューヨーク都市圏担当エグゼクティブ・バイスプレジデントのデイビッド・マーゴリアス氏は、次のように話した。
「今回の設計・改修プロジェクトでは、ジェネレーター・スタジオズとのコラボレーションの下、ニューヨーク・リバティのために女性主導の設計&施工チームを結成することができたことを誇りに思っております。
当社では、業務の多様化、平等化、インクルーシブ化を努めており、今回はその方針が十二分に活かされたと考えております。もちろん、参加した女性チームメンバーたちの類い稀なる才能が発揮されたことは言うまでもありません。今回のプロジェクトは女性による、女性のための建設プロジェクトであり、建設業界の女性比率が10%未満である事実を踏まえると、この点については特に誇らしく感じます。さらに、今回のプロジェクトでは、すべての外部委託業者をWMBE(女性およびマイノリティが所有するニューヨーク州の企業団体)所属企業にするという目標までも達成できました」
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元記事 - New York Liberty unveils female-focused locker room at Barclays Center
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