アメフトの全米最高峰、ナショナル・フットボール・リーグ(NFL)のラスベガス・レイダースの本拠地『アレジアント・スタジアム』は、統合型リゾートの開発や運営を手掛けるウィン・リゾーツ(Wynn Resorts)社とパートナーシップ契約を締結した。2021年中に同スタジアムのゴールポスト裏に新たにナイトクラブが開設される予定だ。
今回の契約により、ウィン・リゾーツはレイダースとアレジアント・スタジアムのオフィシャル・ナイトライフ・パートナー、そしてレイダースのオフィシャル・ゲーミング・パートナーに就任した。
新たに開設されるナイトクラブは『ウィン・フィールド・クラブ(Wynn Field Club)』と呼ばれ、北エンドゾーンのフィールドレベルに広がる1,021m2のスペースを占有する。ナイトクラブ内では、ウィン・リゾーツが展開するホスピタリティサービスの『ウィン・ナイトライフ(Wynn Nightlife)』の名物DJや高級飲食サービスが提供される。
ウィン・フィールド・クラブの設計は、レイダースやスタジアムのブランドデザインに合わせ、アレジアント・スタジアムを設計したマニカ・アーキテクチャー(MANICA Architecture)社が担当。クラブスペース内には42台のテレビ、2.74m x 10.66mのLEDスクリーン、4万5,000Wの音響システム、そして2ヶ所のDJブースが設置される。
ナイトクラブを運営するウィン・リゾーツ・ラスベガスには、アレジアント・スタジアムで開催される特別イベントやバックヤード体験ツアーへの参加権や広告掲出によるブランド露出機会が与えられる。
ラスベガス・レイダースのマーク・バダイン会長は、ウィン・フィールド・クラブの開設について次のように話した。
「ラスベガスは世界屈指のスポーツ&エンターテインメントの中心地ですが、ウィン・フィールド・クラブはそんなラスベガスでも唯一無二の特別なスタジアム体験を提供してくれる場所になるでしょう。アレジアント・スタジアムはウィン・フィールド・クラブの開設を心から歓迎します」
6万5,000席のアレジアント・スタジアムは2020年9月に開場したが、新型コロナウイルス感染対策のため、レイダースのファンやサポーターは未だに新スタジアムでの観戦を体験していない。だが、全米の感染者数が減少し、ワクチン接種率が上昇する中、2021年シーズンは同スタジアムでも入場制限なしで有観客興行が可能だと楽観視する声が高まっている。
アレジアント・スタジアムでは2021年4月下旬、近い将来の有観客興行を見据え、接客、飲食サービス、セキュリティ、チケット、カスタマーサービスなどのゲームデー勤務について、最大2,200人分のパートタイム職の募集を始めた。また、アレジアント・スタジアムは、2021年8月上旬のCONCACAF(北中米・カリブ海サッカー連盟)ゴールドカップ決勝の開催地に選ばれており、入場者数やチケット販売に関する詳細が今後発表される予定だ。
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元記事 - Allegiant Stadium to open new nightclub space
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