クリケットのエミレーツ・オールド・トラッフォードが完全キャッシュレス化
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エミレーツ・オールド・トラッフォード
エミレーツ・オールド・トラッフォード (画像:Emirates Old Trafford/Lancashire Cricket)

ランカシャー・クリケットの本拠地『エミレーツ・オールド・トラッフォード』は、有観客興行の再開を受け、マッチデー体験向上を目的とした施設のキャッシュレス化を実施した。

イングランド北東部マンチェスターのエミレーツ・オールド・トラッフォードでは2021年5下旬(現地時間)にクリケットのランカシャー2軍 vs ミドルセックス2軍の一戦が有観客で開催された。英国では、政府の新型コロナウイルス(COVID-19)感染対策の一環でスポーツは無観客で開催されてきたが、この日から有観客興行が解禁。エミレーツ・オールド・トラッフォードは、解禁後に初めて有観客興行を実施したイングランド初の屋外施設となった。

スタジアムのキャッシュレス化に伴い、今後は飲食や物品販売の支払いにはクレジットカードのみ利用できるようになる。ランカシャー・クリケットは、新型コロナウイルスを巡る現在の状況を鑑みて、現金の取り扱いよりも非接触型(コンタクトレス)クレジットカードによる支払いの方が安全だと判断した。

また、キャッシュレス化により、売店の列の待ち時間が短縮され、来場客が試合の様子を見逃してしまう頻度も減少することが期待されている。なお、クリケットの試合日だけでなく、試合がない日の会議イベントやスタジアムの付帯施設であるヒルトン・ガーデン・イン・ホテルでの支払いもすべてキャッシュレス化されている。

ランカシャー・クリケットのスティーブ・デイビース運営部長は、エミレーツ・オールド・トラッフォードのキャッシュレス化について次のように話した。

「今回、エミレーツ・オールド・トラッフォードをキャッシュレス化した背景には幾つかの理由があります。まず、非接触型クレジットカードを利用した支払いにより、ウイルス蔓延を防止するというものがあります。

また、完全キャッシュレス化したスタジアム運営により、物販ショップやバー、飲食売店での決済時間およびお客様の待ち時間が短縮します。今月の有観客興行再開を前に、当スタジアムでは英国政府の感染防止ガイドラインを遵守するため、感染防止策を徹底してきました。当スタジアムでお客様をお迎えできる日が本当に待ち遠しいです」

関連して、Daily Mail紙は2021年5月上旬、イングランド・クリケット界の重鎮が、COVID安全認証制度を導入することにより、翌月から入場者制限なしで平常時同様の興行再開を目指していると報道した。

英国政府は、COVID-19 感染防止ロードマップの想定通りに感染状況が改善すれば、2021年6月下旬にはソーシャルディスタンスの要請を解除するステップ4へと移行できると示唆している。同紙は、『ランカシャー州クリケットクラブ(Lancashire CCC)のダニエル・ギドニー最高経営責任者(CEO)が、解除日となる2021年6月下旬から各スタジアムの入場可能人数を3万人または収容人数の50%のいずれか多い方とすべきと提案した』と報じている。

Copyright: Xperiology/TheStadiumBusiness.com - reproduced with permission.
元記事 - Emirates Old Trafford goes cashless

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