人数制限のない有観客興行再開のインテル・マイアミ、新スタジアムのイメージ画像を公開
人数制限のない有観客興行再開のインテル・マイアミ、新スタジアムのイメージ画像を公開

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マイアミ・フリーダム・パークの新スタジアム内部の完成イメージ
マイアミ・フリーダム・パークの新スタジアム内部の完成イメージ (画像:ARQUITECTONICA/ArquitectonicaGEO/MANICA)

サッカーの北米最高峰、メジャーリーグ・サッカー(MLS)のクラブ・インテルナシオナル・デ・フットボル・マイアミ(インテル・マイアミCF)は、新スタジアム建設プロジェクトへの近隣住民の支援の輪を広げるため、新スタジアムを中心とした複合施設『マイアミ・フリーダム・パーク』の新たなイメージ画像を公開した。

マイアミ・フリーダム・パークは、インテル・マイアミのホームスタジアムとなる2万5,000席の新スタジアム、23万4,700m2の公園や緑地、技術開発センター、レストラン、店舗、地域コミュニティのためのサッカー場などで構成される複合施設だ。

スタジアムの設計は、世界中の大型スタジアムやアリーナを手掛けているマニカ・アーキテクチャー(MANICA Architecture)社が担当し、マイアミに本社を置くアーキテクトニカ(Arquitectonica)社が基本計画を策定した。

MFPの整備資金はクラブのオーナーが100%調達するため、市民の税金は一切投入されない。 2018年11月に実施された住民投票では、マイアミ市民の60%がマイアミ・フリーダム・パーク構想を支持した。

マイアミ・フリーダム・パークの俯瞰イメージ
マイアミ・フリーダム・パークの俯瞰イメージ(画像:ARQUITECTONICA/ArquitectonicaGEO/MANICA)

住民投票の結果を受け、住民は市に対してクラブとの交渉を開始し、立地候補地の賃貸契約を結ぶよう要請。その後大きな進展はなかったが、計画実現に向けてマイアミ・フリーダム・パークの不動産ディベロッパーが2020年6月に特別地域開発許可(Special Area Plan=SAP)を申請していた。

インテル・マイアミが公式サイトに新たなイメージ画像を公開した背景には、市民の側からも市に対して計画を許可するよう後押ししてほしいというクラブの願望がある。

また、インテル・マイアミはイメージ画像の公開と同時に、2021年5月下旬のD.C. ユナイテッド戦から、現在の本拠地であるDRV PNKスタジアム(チェイス・スタジアム)で入場者数を制限しない有観客興行を再開すると発表した。

新スタジアムの入場口のイメージ
新スタジアムの入場口のイメージ (画像:ARQUITECTONICA/ArquitectonicaGEO/MANICA)

クラブは、南フロリダにおけるワクチン接種率の増加とスタジアムでの観戦を強く望むファンやサポーターの声が今回の決定を後押ししたと説明しており、今後もDRV PNKスタジアムでは、飲食時以外のマスクの常時着用やコンコース内でのソーシャルディスタンス確保など、来場客の健康や安全を守るための感染防止策を徹底していくとしている。また、試合前後の厳格な清掃ガイドラインの徹底やスタジアム中に手指消毒液を配置することで安全な有観客興行を実現していく。

DRV PNKスタジアムのネーミングライツ(命名権)は、2021年4月にスタジアムがあるフォート・ローダデール市内に本社を置く自動車販売会社のオートネーション(AutoNation)社が獲得。インテル・マイアミのチームカラーと癌撲滅への願いを組み合わせたブランディングで『DRV PNK(ドライブ・ピンク)スタジアム』と命名した。だが、昨年の新型コロナウイルス蔓延の影響で、2020年3月の開場以来、収容人数1万8,000人の同スタジアムでは無観客または入場者数を制限した興行しか実現しておらず、2021年シーズンの最初の2試合のホーム戦の観客数もそれぞれ7,939人と8,074人となっていた。

広々とした公園と緑地のイメージ
広々とした公園と緑地のイメージ (画像:ARQUITECTONICA/ArquitectonicaGEO/MANICA)

インテル・マイアミCFのマネージング・オーナー、ホルヘ・マス氏は、入場者数制限のない収容人数100%の興行再開について次のように話した。

「インテル・マイアミ、クラブのファンやサポーター、そしてパートナー企業の皆様は、スタジアムの本当の意味でのデビューと夕方の満員のスタジアムでサッカー観戦を楽しむ経験を、1年以上待ち続けていました。彼らにとってスタジアムで有観客興行ができるのは、非常に嬉しいニュースです。

地域コミュニティの皆様は、ワクチン接種や感染防止策の徹底などを通じ、一刻も早く平穏な日常に戻るために全力を尽くしてきました。クラブの多くのファンからの強い要望も相まって、入場者数制限を設定しないかたちで試合を開催できるという自信を持った次第です」

Copyright: Xperiology/TheStadiumBusiness.com - reproduced with permission.
元記事 - Inter Miami offers fresh look at Freedom Park plans

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