イングランドのサッカー、プレミアリーグ(1部)のサウサンプトンFCは、同リーグでは初となるチケット予約と購入が可能なネイティブアプリが完成したと発表した。このアプリは、リアルライフ・テック(Realife Tech)社との5年間のパートナーシップを通じて開発されたもので、クラブのファンやサポーターは購入したチケットをダウンロードおよび共有し、マッチデーにスタジアムのゲートでスキャンして入場できるようになる。
また、スタジアムの来場者はアプリで飲食商品を注文したり、注文した商品の準備ができると通知を受けることができるほか、商品の受け取りもコンタクトレス(非接触)で完了できる利点がある。
新しいアプリはサウサンプトンのファンやサポーターにニュースや試合の最新情報、映像コンテンツを配信するほか、クイズやファン投票、インタラクティブ・フォトウォールといったファンエンゲージメント機能も提供する。
「サウサンプトンFCのファンの皆様にとってクラブがより身近になれるよう、リアルライフ・テック社と共に業界最先端の技術を駆使した公式アプリを開発できたことを嬉しく思っています。
新たなアプリの登場で、クラブとファンの皆様の関わり方は大きく変わります。新アプリがもたらす新たなマッチデー体験をお楽しみいただけるよう、私たちの本拠地『セント・メアリーズ・スタジアム』にファンの皆様を再びお迎えできる日が早く来ることを心待ちにしています」
リアルライフ・テックは、イベント会場のシステムから取得したデータを解析し、利用者個人の嗜好傾向に合わせてデジタル体験をカスタマイズする体験自動化プラットフォームだ。収容人数32,000人のセント・メアリーズ・スタジアムで有観客興行が再開することを想定し、同社が新たに開発したCOVIDセーフティハブ(COVID Safety Hub)も既にクラブの新アプリに統合されている。
リアルライフ・テックのアダム・グッドヤー創業者兼最高経営責任者(CEO)は、サウサンプトンFCの新アプリについて次のように話した。
「(トッテナム・ホットスパーFCに続いて)素晴らしいプレミアリーグクラブと共に、スタジアムと自宅でファンの皆様に最新ニュースや情報をお届けするお手伝いができて嬉しく思っております。
ファンの皆様がセント・メアリーズ・スタジアムに再び戻って来れるようになったら、モバイルチケットやチケット共有、コンタクトレス飲食注文機能などをぜひお使いいただき、これまで以上に簡単で安全なマッチデー体験をお楽しみただければと思います」
リアルライフ・テックはロンドンのO2アリーナやトッテナム・ホットスパー・スタジアム、米国のLAギャラクシーやインディアナポリス・モーター・スピードウェイといった大型施設やサッカークラブともパートナーシップ関係にある。
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元記事 - Southampton's new app marks Premier League ticketing first
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