米国マサチューセッツ州のチャーリー・ベイカー知事は現地時間の2021年1月19日、野球の北米最高峰、メジャーリーグ・ベースボール(MLB)のボストン・レッドソックスの本拠地『フェンウェイ・パーク』が新型コロナウイルス(COVID-19)ワクチンの大規模接種会場に決定したと発表した。フェンウェイ・パークは、2020年アメリカ合衆国大統領選挙および同日開催された上下院議員選挙の投票所としても使用された。
フェンウェイ・パークはマサチューセッツ州で2ヶ所目の大規模接種会場として2021年2月1日にオープン予定。まずは予約制で1日500人に接種を開始していくが、その後は同州が定めるフェーズ1該当者を対象に1日1,000人にワクチンを接種する計画となっている。なお、マサチューセッツ州のフェーズ1該当者は次のとおり。(上から接種優先順位が高い職種順)
・新型コロナ感染症患者に直接医療を提供する臨床および非臨床医療従事者
・長期利用者用の高齢者介護施設、療養施設、生活介護施設
・救命救急医療従事者、警察官、消防員
・保護施設、障がい者施設、刑務所等の集合施設
・訪問介護士または在宅介護士
・新型コロナ感染症患者に直接医療を提供しない医療従事者
フェンウェイ・パークは、2021年4月に予定されているMLB開幕後も一定期間はワクチン接種会場として使用される。州政府は2021年1月上旬にアメフトの全米最高峰、ナショナル・フットボール・リーグ(NFL)のニューイングランド・ペイトリオッツの本拠地『ジレット・スタジアム』が同州初のワクチン大規模接種会場に決定したことを発表したばかりだ。ジレット・スタジアムでは、すでに同月18日からフェーズ1該当者のワクチン接種を開始し、一日1,000人規模の接種を実施しており、今後は1日5,000人規模の接種を目指す。
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元記事 - Fenway Park follows Gillette Stadium as mass vaccination site
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