ヘルスケアブランドのイネオス・ハイジニクス(INEOS Hygienics)社は、イングランドのサッカー、プレミアリーグ(1部)のトッテナム・ホットスパーFCとパートナーシップ契約を締結し、本拠地『トッテナム・ホットスパー・スタジアム』に手指消毒液ディスペンサーを設置するオフィシャル・ハイジーン・サプライヤーに就任した。
イネオス・ハイジニクスは、石油化学大手のイネオス(INEOS)社の子会社で、トッテナムおよび本拠地スタジアムに同社のタッチレス消毒液ディスペンサー製品を提供し、クラブのCOVID-19感染防止策強化をサポートする。
今回提供されるタッチレス消毒液ディスペンサーは、スタジアム環境にうまく溶け込むようデザインされており、病院と同等の高品質の手指消毒液を効率良く噴射できるのが特徴だ。ディスペンサーは、スタジアム内の選手用更衣室やホスピタリティエリアに設置されるほか、トッテナムのエンフィールド練習場やクラブオフィスにも設置される。
イネオス・ハイジニクスのタッチレス消毒液ディスペンサーがプレミアリーグのスタジアムに導入されるのは初めてのことで、同社はトッテナムのトップチームおよびアカデミーチームの選手たちにも個人用手指消毒液を提供する。
トッテナムは2020年12月上旬のアーセナルFCとの北ロンドンダービーで観客の入場を許可したが、同月16日にはロンドンでロックダウンへの警戒レベルがティア3になったことで、再び無観客試合を強いられることになっていた。
トッテナム・ホットスパーFCのフラン・ジョーンズ企業パートナーシップ担当部長は、イネオス・ハイジニクスとのパートナーシップについて次のように話した。
「COVID-19パンデミックにより、すべての人々が行動変容を受け入れ、衛生管理の重要性を再認識せざるをえなくなりました。このような状況下では、スタジアムや練習場、クラブオフィスといったクラブ所有施設を安全な環境にするために、クラブが必要な行動変容を支持し、早急に実施していくことが重要です。
イネオス・ハイジニクスは、病院で提供される商品と同レベルの高品質消毒液を提供してくれるので、トッテナムの男女の各チームが引き続き練習や試合に参加できるのはもちろんのこと、クラブスタッフやトッテナムファンの皆様の安全も守ってくれます」
イネオス・ハイジニクスはCOVID-19パンデミックが世界に広がる中、手指消毒液の供給不足を解消する目的で2020年に設立された。設立直後は、600万本の手指消毒液商品を無償で英国の国民保健サービス(National Health Service=NHS)や欧米の病院に提供したのち、同商品の一般消費者向け販売を開始した。
なお、親会社のイネオスはフランスのサッカー、リーグ・アン(1部)のOGCニースを所有しており、2020年8月にはイネオス・ハイジニクスがニースのオフィシャル・ハイジーン・パートナーに就任し、クラブが必要とするハンドジェルや消毒液ディスペンサー、消毒スプレーなどの商品を提供している。
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元記事 - Tottenham teams up with INEOS Hygienics
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