新アロハ・スタジアム建設計画のプロポーザル、3コンソーシアムが最終選考に残る
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ハワイ州が発表した新アロハ・スタジアムのイメージ案
ハワイ州が発表した新アロハ・スタジアムのイメージ案 (画像:New Aloha Stadium Entertainment District)

ハワイのホノルルで計画が進むアロハ・スタジアム建て替えプロジェクトで、ハワイ州は2020年3月に公募した資格審査要請(Request for Qualifications=RFQ)への応募内容を精査した結果、不動産ディベロッパーを主体とする3コンソーシアムがプロポーザル最終選考段階へ進んだと発表した。

今回のRFQには、アロハ・スタジアムの建て替えが計画の中核事業として位置付けられているが、ホノルル高速交通公社(Honolulu Authority for Rapid Transportation=HART)の停車駅と直結する複合施設の整備事業も含まれている。

プロポーザル最終選考段階へ進んだ優先登録事業体は次の3コンソーシアムだ。

アロハ・スタジアム・ディストリクト・パートナーズ(Aloha Stadium District Partners)

構成企業:

・ジョン・レイン・インベストメンツ・リミテッド(John Laing Investments Limited)

・シビル&ビルディング・ノースアメリカ(Civil & Building North America)

・ハワイアン・ドレッジング・コンストラクション・カンパニー(Hawaiian Dredging

Construction Company)

・NBBJハワイ(NBBJ Hawaii)

・RMAアーキテクツ(RMA Architects)

・アラマーク・マネジメント・サービスズ(Aramark Management Services)

・ハネウェル・インターナショナル(Honeywell International)

アロハ・スタジアム・フイ・ヒリナイ(Aloha Stadium Hui Hilina'I)

構成企業:

・プレナリー・アメリカズUSホールディングス(Plenary Americas US Holdings)

・PCLインベストメンツ・カナダ(PCL Investments Canada)

・M・アーサー・ゲンスラーJr & アソシエーツ(M. Arthur Gensler Jr. & Associates)

・KYA

・ノルディックPCLコンストラクション(Nordic PCL Construction)

・ジョンソンコントロールズ(Johnson Controls)

ワイオラ・ディベロップメント・パートナーズ(Waiola Development Partners)

構成企業:

・エリス・ドン・キャピタル(EllisDon Capital)

・コバヤシ・グループ(Kobayashi Group)

・BSCアクイジションズII(BSC Acquisitions II)

・デザイン・パートナーズ・インコーポレイテッド(Design Partners Incorporated)

・MANICAアーキテクチュア(MANICA Architecture)

・ターナー・コンストラクション・カンパニー(Turner Construction Company)

・ナン・インク(Nan Inc.)

・スペクトラ(Spectra)

ハワイ州の会計・総合サービス局(Department of Accounting and General Services)のクリス・キニマカ公共事業管理室長は、最終選考に残ったコンソーシアムについて次のように話した。

「ハワイ全体が経済の再建と持続可能性を必要としているこの難しい時期に、州政府と同じ熱意で新アロハ・スタジアム・エンターテインメント地区 (New Aloha Stadium Entertainment District=NASED)整備事業に取り組んでくれるコンソーシアムを選定することができ、非常に幸運だと感じています」

今後、NASED整備事業は提案要請(Request for Proposal=RFP)段階に移行し、最終選考に残った各コンソーシアムには新スタジアムのデザインと新施設の建設計画、資金調達計画、維持管理計画、新地区全体の基本計画の提案が求められることになる。

ハワイ州は、RFPの手続きを2021年半ばまでに開始する方向でスケジュールを調整しており、2021年末には最終的に官民連携(PPP)事業者として選定された事業者と契約を締結する流れだ。

ハワイ州はNASED整備事業により、現在のアロハ・スタジアム(5万席)の土地がライブエンターテインメント、ビジネス、レジャー、そしてコミュニティ機能が集約した多目的複合施設に生まれ変わることを目指しており、NASED完成後は地域経済が劇的に活性化されることが期待されている。

2020年2月には、クロフォード・アーキテクツ(Crawford Architects)社がハワイ州とのコラボレーション事業の一環で新スタジアムと複合施設地区のコンセプトイメージとCG映像を発表。最終デザインではないものの、スケールの大きさが注目を集めた。

コンセプトCG映像 (動画:Crawford Architects)

新アロハ・スタジアムは当初、2023年9月の開場を目指して計画が始動したが、2020年7月の報道で、計画進行に必要な法案に重大な問題があり、長期の遅延が強いられることが指摘されていた。

Copyright: Xperiology/TheStadiumBusiness.com - reproduced with permission.
元記事 - Three proposals shortlisted to build new Aloha Stadium

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